春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

自由時間 (52) 2017年9月号

小泉八雲は、俳句(発句)を読んで評価した初めての西洋人である。彼は、俳句が重要な文学形式であることを英文で著わし、俳句をよく理解して敬意をもって英訳した最初の人である。こんな夫人の証言がある。彼は、発句が好きで、沢山覚えていて、廊下を歩きながら節をつけて朗詠していたという。また、「ホトトギス」も毎号読んでいたという。

曾良を尋ねて (97) 2017年9月号

芭蕉と曾良は良兼の祥月命日の墓参のために村上に着くように日程を組んだ。松平良尚に忠輝が正字(曾良)が武士として生きられるよう頼んだのではなかろうか。

鑑賞 「現代の俳句」(112)2017年9月号

夕日ほど未来明るし金魚玉     小川軽舟[鷹] きのふ見し片蔭母は還らざる    井越芳子[青山]

子規の四季(84) 2017年9月号

上に掲げたのは、松山市立子規記念博物館に「子規のペンネーム」として展示されている四十二の雅号。展示は子規の自筆を写真パネルにしたものだが、読み方についての問い合わせが多いということなので、上記にはふりがなを付した。  子規の初期の随筆『筆まかせ』(明治23年)に「雅号」という短文がある。その中で、子規は日本で雅号の多いのは滝沢馬琴、太田南畝、平賀源内の三人で、一人で十余の雅号を用いたと述べている。そして子規自身の雅号はといえば、この一文に登場するものだけで実に五十四にのぼっている。

衣の歳時記 (90) 2017年9月号

9月の1日から3日間、富山県八尾町で行われる「風の盆」。町中が仕事を休み、雪洞を灯し、夜を徹して「越中おわら節」を歌い踊る。盆踊でも神事でもない特異な情緒あふれる地域芸能である。副季語は「おわら祭」「八尾の廻り盆」。

枕草子のおもしろさを読む(4)2017年9月号

星の伝説は、上代において七夕伝説が『万葉集』や『懐風藻』に見えるが、中国からの伝説の域を出ず、「明星(あかほ し) 」は、「あかほし」の「あくる」にかかる枕詞として、『万葉集』などに見えている。また、「夕づつ」や「流星」などの名が見える程度であり、平安時代になっても、それ以上の星の名は見られないが、『枕草子』には「すばる」の名が出ているのである。「すばる」のどのような点が気に入って「星は すばる」と清少納言が描いたのかは不明だが、この名を記録したのは注目に価する。

はいかい漫遊漫歩(70)(71)2017年9月号

 聖路加国際病院名誉院長で文化勲章受章者の日野原重明さんが「生涯現役」を貫き、百五歳の天寿を全うして一月経つ。六年前から“ランドセル俳人”で知られる小林凜君(現在十七歳の高校生)と俳句を交えた爽やかな交流を続けていた

自由時間 (51) 2017年8月号

幸田露伴(1867~1947)は、小説『露団々』『風流仏』『五重塔』『連環記』や史伝『運命』そして『芭蕉七部集評釈』などで知られる文豪で、第一回文化勲章の受賞者である。 俳諧の講義を、断片的にではあるが臨場感を持って記録して上梓した。それが『露伴の俳話』(講談社学術文庫、一九九〇年。絶版)である。 残念ながら古本でしか手に入らない。あとは図書館にあればいいが。

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