春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

春耕連載アーカイブス

子規の四季 池内けい吾 俳句時事 棚山波朗 衣の歳時記 我部敬子

曾良を尋ねて(111) 2018年11月号

江戸を出発してから帰着まで222日曾良はその半分以上を芭蕉と過ごしその詳細、毎日の歩いた距離、天候、番所の様子、出会った人々などせいかくに記述している。この曾良旅日記はおくの細道の第一級資料である。みちのくへの旅は終わったが、また新たな任務の始まりでもあった。

鑑賞 「現代の俳句」(126)2018年11月号

白鳥座の頸を射抜きて星流る 藤埜まさ志

枕草子のおもしろさを読む(18)2018年11月号

─ 「長月ばかり」(125段)②・「野分のまたの日こそ」(189段)の「をかし」の世界① ─ 作者の関心は、日常とは違う景観を現出した風の力の働きなのである。そして、その視覚の働きは、めまぐるしく、知的にその結果の一つ一つを追い、拡散していく視野を生み出すようなスケッチ風な優れた筆法である。また、台風の猛々しさと、その繊細さを「あはれにをかし」ととらえた清少納言の感覚に魅せられてしまうのである。

はいかい漫遊漫歩(98)(99)2018年11月号

雨模様の平成30年9月1日、上野の東京都美術館に出かけ、「没後50年 藤田嗣治展」を見た。主催者が「史上最大級の大回顧展」と銘打つに相応しい120点に及ぶ名作、力作を揃えた見応えある回顧展だった。コラム子を上野に駆り立てたのは、エコール・ド・パリの寵児のひとりであった画家の半世紀を越える優れた画業を辿るだけではなく、出品されている二点の100号、200号の戦争記録画の大作「アッツ島玉砕」「サイパン島同胞臣節を全うす」をこの眼で実見することだった。 二つの大作は、どちらも茶褐色の暗い色調の画面いっぱいに前者は日本兵、後者は一般人の男や女、子供、嬰児が犇めき命を絶つ壮絶な地獄絵図だった。その前に立った来場者の誰もが息を止め、後ずさりする凄惨な画面。この一角だけ前に立った人の多くが急ぎ離れて行った。

自由時間 (65) 2018年10月号

鼓が滝  むかし、摂津の国に鼓が滝という名所があった。若かりし西行が訪れ、松の根方に座り、一首詠もうとあれこれ思案した。

曾良を尋ねて(110) 2018年10月号

曾良は伊勢神宮の参拝を終えた芭蕉一行とは別行動をとり熱田神宮の修復に貢献した長岡為麿や荷兮や大垣で別れた越人らを訪ねたと言われている。そして一か月ぶりに芭蕉と再会を喜ぶ。

鑑賞 「現代の俳句」(125)2018年10月号

柿若葉磨る墨に指映りゐる 津川絵理子

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