春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
主宰近詠 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

2021年11月(通算508号)

棚山波朗名誉主宰・ 蟇目良雨主宰 作品●2021年11月号(通巻508号)

奥能登の荒磯伝ひに冬来る    棚山波朗        一葉落つ虚子の其の後を見尽くして    蟇目良雨

2021年11月●通巻508号

令和 3 年 11 月号/目次 11月の俳句 ………………… 冬来る〈名誉主宰作品〉……………… 棚山波朗 一葉落つ〈主宰作品〉………………………… 蟇目良雨  盤水一句観賞(20) ……………………………蟇目良雨 波朗 …

月刊俳句雑誌「春耕」2021年11月号(通巻508)俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2021年11月号(通巻508号)

道をしへ途切れ途切れの古道かな 笠松秀樹

今月の秀句(蟇目良雨抄出)2021年11月号

生きるとは食べることなり終戦忌   伊藤克子

晴耕・雨読集●2021年11月号(通巻508)

旅人に身を寄せてくる羽抜鶏 山田 春生

鑑賞 「現代の俳句」(8)2021年11月号

夕暮れは人待つ時間合歓の花 田中博子

古典に学ぶ (100)源氏物語2021年11月号

柏木の病と死②  六条院の東南の春の町で、柏木・夕霧などの若い世代によって行われた桜の花の下の蹴鞠は、息苦しい「蔭」への挑戦のように、蹴鞠の鞠が高く蹴上げられ、桜を散らし、六条院の秩序世界に裂目を入れていく場面として描かれている。

はいかい漫遊漫歩(170)(171)2021年11月号

2019年は、高浜虚子の没後60年。椿寿忌(4月8日)に因み、本欄の同年4月~6月号で虚子が戦後俳句をどう評価、鑑賞していたか、“肉声の記録 ”を復刻した『虚子は戦後俳句をどう読んだか―埋もれていた「玉藻」研究座談会』(筑紫磐井編著 深夜叢書社刊)を紹介した。 その際、洩れたが、高野素十、星野立子と言う虚子にとって“身内の俳人 ”を研究座談会の弟子たちの前でどのように評価していたか、2人に対する発言記録のさわりを書く。

「俳句文法」入門 (33) 2021年11月号

「荒海や佐渡に横たふ天の河」「横たふ」はすっと心に入って意味も鮮明だ。文意上は分かる。が文法上は破格と思う。横たふに四段活用はない。

韓の俳諧(33)2021年11月号

京城在住の俳人たちが、五の日十の日に集まり句会を開いていた。自由律俳句が盛んだった。中村烏堂が『五の日十の日』という俳誌を発行したようだが残存していないようだ。句会の内容は、雑誌『朝鮮及び満州』に残されている。

「日本酒のこと」(11) 2021年11月号

「杜氏来る」はご存知のように冬の季語です。杜氏とは、日本酒造りの技能集団である蔵人(くらびと)を統括する役職のことです。毎年11月に入ると酒蔵には杜氏を筆頭に蔵人の集団がやって来ます。そして、寒造りの酒を搾り切った3月には集団で出身の故郷へ帰っていきます。

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