春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
俳句会同人による吟行記録

関東

【夏】鴫立庵吟行記

鴫立庵の名称は1143年西行が大磯を訪れたときに詠んだ「心なき身にもあはれはしられけり鴫たつ沢の秋の夕暮」という歌にちなんでいる。

【夏】八王子城跡吟行記

北条氏康の三男氏照とその家臣らの墓所へ向かった。深沢山の山懐の小さな集落の畑の中に、上杉軍との戦に敗れた家臣、中山勘解由の屋敷跡や、その娘を偲ぶ桜が植えられて、周囲には今年竹があちこちに顔を出していた。森の中の百段ほどの階段を昇り、小さな曲輪の端と思われる所に墓所はある。氏照とその家臣らの墓が寄り添う様にひっそりと鎮まっていた。

【夏】深大寺・野川吟行

まず武蔵野の古刹深大寺を参詣、名物の深大寺蕎麦を腹に収め野川を目指す。野川は国分寺市東恋ヶ窪を源に多摩川に合流する約20キロメートルの町川である。およそ3時間かけて目的の野川公園に到着。

【春】原当麻 馬塚・無量光寺吟行

相模線原当麻駅から徒歩6分ほどで、満開の大島桜に迎えられて「当麻東原公園」へ。馬塚とも言われる小高い地。のどかな田園風景を歩いて行くと、小さな社があり、一遍上人観進の三嶋神社と由緒にある。野辺には、あけびが蕾も花もつけている。いよいよ無量光寺も近い。山門の手前では、上人ゆかりの大梛の木をしばしみんなで見上げた。

【冬】お鷹の道、殿ヶ谷戸庭園吟行記

「お鷹の道」の名は江戸時代この辺りが御狩場だったことに由来する。四季折々の自然が楽しめる遊歩道で、湧水群では蜷を育て、蛍の繁殖に取り組む団体もあると云う。殿ヶ谷戸庭園は都が岩崎家より買い取り、平成23年に国の名勝に指定された。都立の九庭園の一つで、季節ごとの景観が楽しめる。  

かわせみ句会

【秋】子規庵吟行記

室内の佇まいを拝見後、子規の云う「小園」を巡る。軒先の棚には14、5本の糸瓜が下がり、小径に石蕗の花、杜鵑草など句題に事欠かない。この時期、むしろ花の種類の多さに驚かされた。これもボランティァの方々の影の力によるものだろうか。

【夏】秋川渓谷吟行記

JR武蔵五日市駅より、車で10分。秋川渓谷沿いの古刹「広徳寺」へ。境内は鬱蒼とした木々に包まれ、老鶯の声に迎えられる。境内散策後、バスで奥多摩入口の岩瀬峡へと移動。ここでせせらぎの音に混じって河鹿の鳴き声を存分に聴くことが出来た。

国立句会

【春】絹の道吟行

八王子市の東南部多摩丘陵の一角に位置する「絹の道」の吟行した。地名の由来は、幕末から明治にかけて隆盛を極めた生糸貿易の荷駄が、横浜へ向けこの道を頻繁に往来したことからきている。

【新年】浜離宮庭園『放鷹術の実演』等吟行記

放鷹術は野外スポーツとして貴人に好まれ、古くは仁徳、一条などの諸天皇や家持、家康など熱心な愛好者の支援があったが、戦後は諸般の事情により政府による鷹狩は行われなくなり放鷹術は民間の有志に受け継がれ今日に至っているとのこと。

【冬】自然教育園吟行記

自然教育園の歴史は室町時代の豪族の館から始まり、江戸時代は徳川光圀の兄にあたる高松藩松平頼重の下屋敷、明治時代は陸海軍の火薬庫、大正時代には白金御料地になっている。この間、一般人は立ち入ることが出来なかったため都心ではまれに見る豊かな自然が残されている。広さは東京ドーム四つ分である。

府中句会

【秋】府中大國魂神社・東京競馬場吟行記

大國魂神社は出雲の大國主神と御同神の大國魂大神を護り神として祀った武蔵野国の総社で、創建は凡そ1900年前の西暦111年5月5日である。六所の宮を合祀しているところから六所宮とも呼ばれている。毎年創建の5月5日を中心に例大祭が催されるが、通称「くらやみ祭」として広く知られている。

【秋】菊坂吟行記

まず樋口一葉終焉の地、本郷丸山福山町。そこで2年6カ月の間に名作「おほつごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」などを生みました。菊坂を登り始めるとすぐに「伊勢屋」という一葉がしばしば通ったと言われる質屋がほぼ当時のままに残されています。一葉の旧居の跡には当時のポンプ井戸も残っています。

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