春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

鑑賞 「現代の俳句」(149)2020年10月号

ゆふぐれの高さ泰山木の花 井上弘美

曾良を尋ねて(134) 2020年10月号

曾良の突然の死については疑問が多い。そのことは津島藩士三浦貞右衛門の5月22日の詳しい日記からも御用人岩波庄右衛門が病気になった様子などは一切記述がないのが其の所以である。 したがって曾良の死亡日が5月22日であるはずがないと考える。不思議なことには5月22日以降の三浦氏の日記からは岩波庄右衛門という名前は一切書かれていない。

古典に学ぶ (87)源氏物語2020年10月号

『源氏物語』という物語名の意味するもの① 「源氏」とは、天皇家と「源」(みなもと)を同じくする一族の意である。また、天皇の子で元服の際、他の誰よりも恵まれたスタートラインに立てる存在であり、源氏であることは、皇子に自己の持つ能力を発揮する機会を与えることでもあるのだ。 しかし、「源氏」になるということは、同時に皇位継承の権利を放棄することを意味するのである。

はいかい漫遊漫歩(144)(145)2020年10月号

〈 日本ではじめてのC級句集 駄句、この粋と恥。全113句、ツッコミ大合評会。山藤章二宗匠率いる雑排句会「駄句駄句会」の奇才・珍才。互いの辛口・甘口・大脱線批評を満載した傑作選!〉と“腰巻”に謳う珍本から珍句、迷句を抜き書きでご紹介。

韓の俳諧(20)2020年10月号

明治32年のインチョンの俳句結社より前に、明治29年にソウルに清風会という結社があった。韓城新報内にあり、郵便句会を開いていた。

「俳句文法」入門 (20) 2020年10月号

助動詞「り」は「あり」の転じた約語。本来存続の意味で「…ている。…てある」と訳す。完了の意味(…た。…てしまう、と訳す)に用いられることもある。 古文では四段活用とサ変の動詞にしか付かない。

四季の野鳥 (7) 2020年10月号

色鳥は、秋小鳥とも言い尉鶲、真鶸、連雀、花鶏(あとり)など羽根色が美しい小鳥の総称であるが、渡りをしなくても姿が美しい鳥を含む。春の渡り鳥が囀りを競うのに対して、秋の渡り鳥は色を競うと言われる。

自由時間 (87) 2020年9月号

8月は戦争が近くなる月だ。広島・長崎の原爆記念日、終戦記念日。今年はさらに新型コロナウイルスの感染拡大が加わり、気分が重苦しい。その上、熱中症の死亡者数が新型コロナウイルスによる死亡者数を上回るという猛暑に襲われて、泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目だ。今回は、第二次世界大戦中の感染症にまつわる喜劇(?)と悲劇を一つずつ。

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