春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

「俳句文法」入門 (8) 2019年10月号

イ段音で言い切るのがラ行変格活用の特徴である。  「あり・をり・はべり・います(そ)がり」の四語だが、複合動詞「さり・しかり・かかり」も入れて覚えておこう。

自由時間 (75) 2019年9月号

ニューヨークの高級フレンチ・レストラン「ブーレイ(Bouley)」が、2017年7月末休業に入った。オーナー・シェフであるデイヴィッド・ブーレイが、体に良い日本の食材を深く勉強するためである。テーマは「発酵食品」。那覇市 糸満市 名護市を訪問、彼らの長寿の秘訣は食にあり「健康と風味との関係は同じところにある」ということを再確認する。ブーレイは、免疫力を高める微生物=植物性乳酸菌の働きに注目し伊那市の天然寒天、木曾の開田高原植物性乳酸菌で発酵させて作る漬物、金沢市の味噌作り、七尾市の生醬油作りなどを熱心に学ぶ。

曾良を尋ねて(121) 2019年9月号

野坡本は外見は「細道」と変わがないが中はおびただしいい訂正の張り紙が目に付くという。膨大な貼り紙の下を特殊な方法を使って調べてみると「ほそ道」の最終稿へむけての芭蕉の並々ならぬ苦労と気迫が推し量られる。

鑑賞 「現代の俳句」(136)2019年9号

茶杓にも櫂てふところ春惜しむ 鈴木しげを

古典に学ぶ (74)万葉集の魅力 (2)2019年9月号

古典に学ぶ (74)令和を迎えて読み直す『万葉集』の魅力 ─  「梅花の宴」の意味するもの②─                                  実川恵子   「園梅を賦して、聊かに短詠を成すべし」という …

はいかい漫遊漫歩(118)(119)2019年9月号

 慢性骨髄性白血病を発症、2004年末に45歳で夭折した俳人、田中裕明。遺句集となった第5句集のタイトル「夜の客人」について、俳誌『澤』2008年7月号に搭載の「俳句史のなかの田中裕明」で俳人、宗田安正は、裕明が生前、「夜の客人」とは自分に巣食った病気(白血病)のことだと、妻で俳人の森賀まりに話していたと記している。

韓の俳諧(7)2019年9月号

江戸まで来た朝鮮通信使の他に、多数の朝鮮渡海訳官使が江戸時代に対馬までやって来ていた。近年、朝鮮渡海訳官使の研究が進み、歴史の書き直しが必要とされる。対馬だけでなく、香川県観音寺市の興昌寺でも、訳官使朴徳源の詠んだ俳句と和歌の貼りつけられたはりまぜ屏風が発見された。

「俳句文法」入門 (7) 2019年9月号

上一段活用はイ段音に活用し、干る・射る・着る・似る・見る・居(ゐ)る等がある。下一段活用はエ段音に活用するが、古典文法では、「蹴る」の一語のみ。〈け・け・ける・ける・けれ・けよ〉と活用する。

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