春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

自由時間 (71) 2019年5月号

1956年12月18日、国連総会で日本の国連加盟案が全会一致で可決された。日本は晴れて80番目の加盟国となり、国際社会への仲間入りを果たした。ときの国連事務総長は、スウェーデンのダグ・ハマーショルドであった。彼の最後の3年間は詩を書き綴っていて、HAIKU も登場する。『俳句入門~芭蕉から子規までの句と俳人』という本を読んで俳句に魅了されたようだ。

曾良を尋ねて(117) 2019年5月号

芭蕉がいつか世に出したいと兄の松尾半左衛門に託した「奥の細道」の原本でもある素龍の墨書は現在敦賀市新道野の西村家に秘蔵されており国の重要無形文化財に指定されている。

鑑賞「現代の俳句」(132)2019年5月号

平成の御代の終りの花吹雪 谷口摩耶

枕草子のおもしろさを読む(24)2019年5月号

 親の決めた男と結婚し、その男の出世によって我が身の社会的地位も上がり、経済的にも恵まれ、幸福に暮らす。勝手な恋愛沙汰や結婚後の浮気もしないで、夫の女性関係は当然のこととして、大目に見て、家を治め、奥方として尊敬される。そういうあり方を清少納言は、「えせざいはひ」(幸いに見えて実は本当の幸いではないもの)と決めつける。

はいかい漫遊漫歩(110)(111)2019年5月号

虚子曰「例句の伴はない新季語は未だ季語として認めるわけにはいかぬ。いゝ句の出来てゐる新季語はどしどし採用すべきである。歳時記は常に多少とも異変しつゝある。」

韓の俳諧(3)2019年5月号

【千代女の献上俳句(下)】千代女は献上句を通じて最も有名な閨秀俳人であった。また韓国でも知られていた。千代女は美濃派であったが、伊勢派でもあった。両派とも低俗とされていたが、近年美濃派の再評価がされている。千代女の復権が待たれる。

「俳句文法」入門 (3) 2019年5月号

助動詞「り」は助動詞「り」は、「あり」の転じた約語で、完了と存続の意味がある。完了は「…タ。…テシマッタ。…テシマウ」と訳す。存続は「…テイル。…テアル」と訳す。訳によって文法的意味は決定される。

自由時間 (70) 2019年4月号

ドナルド・キーンさんが亡くなった。一月に誤嚥性肺炎を発症して入院していたが、容体が悪化、2月24日午前6時21分、心不全のため、養子のキーン誠己さん(浄瑠璃三味線奏者)に看取られて息を引き取った。96歳であった。

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