春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

曾良を尋ねて (95) 2017年7月号

立石寺を訪ねた後大石田の髙野一栄邸に泊まった日に連句の発句として「五月雨を集めて早し最上川」と詠まれた。 後に出羽三山を訪ねて多くの名句を読まれたが詠まれた。

鑑賞 「現代の俳句」(110)2017年7月号

古書店の中ひんやりと花の昼   島谷征良[一葦]

子規の四季(82) 2017年7月号

明治三十五年(1902)7月1日。「日本」に連載中の『病牀六尺』が五十回に達した。この回の内容は、病者にとっての空間を考察したものである。 肺を病むものは肺の圧迫せられる事を恐れるので、広い海を見渡すと洵(まこと)に晴れ晴れといゝ心持がする が、千仞(せんじん)の断崖に囲まれたやうな山中の陰気な処には迚(とて)も長くは住んで居られない。

衣の歳時記 (88) 2017年7月号

夏の家庭着として親しまれている「甚平」。羽織ほどの丈で、前を着物合わせにして紐で結ぶ。木綿、麻、縮などで作り素肌に着る。老人や子供に向いている。副季語は「じんべ」「袖なし」。

枕草子のおもしろさを読む(2)2017年7月号

『枕草子』の冒頭章段である「春は曙」は、春と秋は、昼と夜の境目の、時のまに微妙に変化する趣を、夏と冬は暗い中の僅かな光の種々相を取り上げている。憎らしいほど四季の情趣の、あれもこれもを切り捨て、短い時間に絞って取り出した情景を、その季節の特有な美として活写する。 清少納言は、社交の折に詠む当意即妙の歌は得意だったが、古今集以来の伝統である四季の歌は得意としなかったようである。

はいかい漫遊漫歩(66)(67)2017年7月号

二枚看板の「糞土師」を誇り高く名乗る男のもう一枚の肩書はキノコ写真家、伊沢正名。世界でもっとも本気にウンコとつきあう男のライフヒストリーを通して、ポスト・エコロジー時代への強烈な問題提起となる記念碑的奇書。目から鱗、尻から雲古。感動の記録書。

自由時間 (49) 2017年6月号

コーランのエッセンス、第一章「開扉」を記す。 「讃えあれ、アッラー、万世の主、慈悲深く慈愛あまねき御神、審きの日の主宰者。汝をこそ我らはあがめまつる、汝にこそ救いを求めまつる。願わくば我らを導いて正しき道を辿らしめ給え、汝の御怒りを蒙る人々や、踏みまよう人々の道ではなく、汝の嘉し給う人々の道を歩ましめ給え。」(井筒俊彦訳)

曾良を尋ねて (94) 2017年6月号

封人の家と尾花沢鈴木清風

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