春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

俳句縦遊

俳句縦遊(4)2019年7月号

〈青葉潮〉という美しい季語が、歳時記に漏れているばかりに俳人が句に詠まないことを、残念なことと思っている」 季語の意味は「歴史的な慣用の上に立って」決まるもの「国語学・国文学・民俗学・自然科学などの現代的成果が、広汎に取り入れられながら変わって行くのだ」と、.まさに卓見である。「青葉潮」を季語として歳時記に入れた最大の功労者は山本健吉氏であろう。「健筆をふるう」ということばがあるが、まさに健筆(健吉氏の筆)により「青葉潮」は季語として定着した。

俳句縦遊(3)2019年6月号

俳句のことを、何も知らなかった初学のころ、まず、私が試みてみたことは、「たくさんの俳句を覚える」ということだった。各種の歳時記や名句鑑賞書を買い込み、例句や引用句を何にせよ覚えていった。名句の名句たるゆえんや、引用句のどこが素晴らしいのかは、初学なので当然分からない。とにかく、目にふれた名句を手当たり次第に覚えていった。例えるならば、試験勉強の一夜漬けのように闇雲に記憶していったのである。

俳句縦遊(2)2019年5月号

皆川盤水先生は、「雪」と「桜」と動物が大好きだったのだろうか。 『皆川盤水全句集』(平28)の〈季語索引〉を繙くと、「雪」の句が三十六句あり、関連季語も含めると、おそらく先生のなかで一番多い句は「雪の句」ということになる。

俳句縦遊(1)2019年4月号

「おくのほそ道」は、出会いと別れの旅行記ともいえる。とくに、酒田を発って日本海沿いを歩む北陸路の道程、テンポの早い文章に乗って、旅先での出会いと別れが繰り返し綴られる。

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