平成7年5月、7名で発足して22年。4月には第254号の句会報を発行いたしました。会場は伊丹市の柿衞文庫。伊丹市長をつとめ、俳諧関係のコレクションや芭蕉研究で知られた岡田柿衞にちなんで設立された俳諧・俳句関係専門の美術館です。岡田翁は自宅に残っていた頼山陽ゆかりの柿(台柿)を衞(まも)り育てることを念頭に柿衞と称したと伝えられます。
 伊丹市は日本三大俳諧コレクションと称される柿衞文庫を中心に、平成18年度より「ことば文化都市伊丹」を標榜し、「ことば文化都市」としての都市ブランドづくりに取り組んでいきます。
 JR伊丹駅前には荒木村重や黒田官兵衛で知られる有岡城趾が残され、市内中心部には上嶋鬼貫の生家跡、墨染寺には鬼貫の親子墓、また市内各所に定家・西鶴・鬼貫・蕪村・虚子・頼山陽など六十余りの歌碑、句碑が建立されています。酒造りの町、伊丹郷町の経済力と文化への関心の高さの一つの表れでありましょう。
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かきもり句会

柿衞句会