春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

春耕連載アーカイブス

子規の四季 池内けい吾 俳句時事 棚山波朗 衣の歳時記 我部敬子

自由時間 (72) 2019年6月号

4月15日、パリのノートル・ダム(聖母)大聖堂が炎に包まれた。あの美しいステンドグラスのバラ窓も壊れたのかと心配したが、無事だった。焼け落ちたのは木造部分で、石造部分の損傷はそれほど深刻ではなかったようだ。91メートルの尖塔が崩れ落ちたときは悲鳴が上がったが、規模こそ違え、2001年9月11日のニューヨーク・ワールド・トレイド・センターの崩落を見ているときと同じような感覚に襲われた。このノートル・ダムに魅せられた日本人がいる。哲学者の森有正である。

曾良を尋ねて(118) 2019年6月号

『おくのほそ道』の素龍本が芭蕉の兄半左衛門から去来に渡り、現在敦賀市の西村家に秘蔵された経緯は不明である。公儀の内密の旅であった『おくのほそ道』の出版は危険な行為であった故去来にできるだけ先に延ばすよう、また素龍本は兄ではなく去来が持つよう指示していた。これらがすべて正解であったことは芭蕉の洞察力のすごさと言える。

鑑賞 「現代の俳句」(133)2019年6月号

百までの指折つてみるさむさかな 中村嵐楓子

枕草子のおもしろさを読む(25)2019年6月号

人の心のやさしさについて記した「よろづの事よりも情あるこそ」(251段)という章段がある。この前後に類似のテーマを扱った章段が並ぶ。それほど長くないので、3部に分けてあげたい。

はいかい漫遊漫歩(112)(113)2019年6月号

昭和21年、雑誌『世界』11月号に掲載された桑原武夫の論文『第二芸術 ―現代俳句について―』が巻き起こした第二芸術論争に泰然として「俳句も第二芸術になりましたか」と言い放った虚子。 阿波野青畝、山口誓子、高野素十と並び、虚子門の「ホトトギスの四S」と呼ばれながら、「自然の真と文芸上の真」の絶縁論文を発表、離脱した水原秋櫻子の作品に対する虚子の評価。 日野草城は、29歳で「ホトトギス」の同人になったが、その5年後、新婚初夜をモチーフにしたエロティシズム溢れる連作「ミヤコホテル」十句を『俳句研究』に発表、俳壇のスキャンダル事件となる

韓の俳諧(4)2019年6月号

蕪村の高麗船の句 蕪村の句に、朝鮮通信使を見た時の高麗船を詠んだ句がある。朝鮮通信使を瀬戸内海まで見に行って作ったものと思われる。高麗船はめでたい題材である。さらに、文人画家の蕪村は、王徽之(号:子猷)の『晋書』を引いた中国の教科書的な『蒙求』によって、王徽之が船で出かけたが、入港しないで戻った故事を題材に、どこかへ行ったがよらないで過ぎて行く句を作っている。子規も倣って句を作っている。

「俳句文法」入門 (4) 2019年6月号

「ゆ」が終止形の下二段活用の動詞をみてみよう。 見ゆ・生ゆ・冷ゆ・燃ゆ・消ゆ・越ゆ・絶ゆ・映ゆ・萌ゆ・増ゆ・覚ゆ・癒ゆ・栄 ゆ等は皆〈え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・えよ〉と活用する。

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