はいかい万華鏡 (3) 2024年7月号
2024年7月1日 はいかい万華鏡
3世紀の日本に卑弥呼がいた。鬼道を扱う女性のイメージが、近年の研究で邪馬台国連合を合議制で率いた指導者としての卑弥呼として定着している。
古典に学ぶ (132)源氏物語2024年7月号
2024年7月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたかか⑯ 紫の上① 紫の上は、光源氏とかかわりをもった多数の女性たちのなかで、彼の青春期から51歳の最晩年に至るまで、伴侶として生をともにした唯一の人物であった。
韓の俳諧(65)2024年7月号
2024年7月1日 韓の俳諧
臼田亞浪は1928年5月6日と7日に、京城で俳句大会に臨みました。6日には来青閣で全鮮俳句大会が開かれました。兼題が「若葉」で、席題は「霞」でした。雨の中多くの人が各地から集まった。7日は石楠連合句会とラジオでの講話など、盛りだくさんでした。ラジオでの題は「俳句と民衆生活」でした。石楠連合句会はラジオ放送を終えた亞浪が駈家付け席題が「金魚」と「日傘」5句投句で行われた。
はいかい万華鏡 (2) 2024年6月号
2024年6月1日 はいかい万華鏡
今年度芥川賞受賞作品九段理江著『東京都同情塔』の物語はザハ・ハディド案の国立競技場に隣接する新宿御苑に70階を超える超高層施設を建てて東京都民の中で同情に値する人々を無料で住まわせる計画に携わる女性建築家の話だ。
古典に学ぶ (131)源氏物語2024年6月号
2024年6月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたかか⑮ 藤壺の宮③ 桐壺帝は、源氏を次代の天皇の世継ぎとなしえなかった無念さを、冷泉院を東宮に立てることで解消しようとした。そして、退位を前にして藤壺を立后させたのも、東宮の地位の安泰を願ったからであった。