語り部と歩く小辺路の初音かな
冴返る黒漆喰の蔵屋敷
寧日や池のどこかに昼蛙
かしぎつつ梅雨の大川荷足船
神苑の椨千年の木下闇
信玄の超えし棒道ななかまど
軒すだれ一枚づつにある暮し
御明かしのなくて仏間の寒さかな
岡島清美おかじまきよみ
岡島清美おかじまきよみ
◆略歴 平成26年3月「春耕」日野中央句会入会。平成26年3月「春耕」入会。平成27年6月「春耕」羽村句会入会。令和2年「春耕」同人。
語り部と歩く小辺路の初音かな
冴返る黒漆喰の蔵屋敷
寧日や池のどこかに昼蛙
かしぎつつ梅雨の大川荷足船
神苑の椨千年の木下闇
信玄の超えし棒道ななかまど
軒すだれ一枚づつにある暮し
御明かしのなくて仏間の寒さかな
岡島清美おかじまきよみ
◆略歴 平成26年3月「春耕」日野中央句会入会。平成26年3月「春耕」入会。平成27年6月「春耕」羽村句会入会。令和2年「春耕」同人。