嫋やかな風の綾取り糸柳
見はるかす空の青さよ花菜の黄
夕されば流れにまかせ囮鮎
ほたる火のかな文字のごと乱れ飛ぶ
梵鐘の余韻しみ入る夕端居
あけぼのの奥入瀬すべて霧襖
水郷を巡る舟べり初鴨来
あの中のひとつは母か枯木星
小林美智子こばやしみちこ
小林美智子こばやしみちこ
【略歴】 昭和17年東京生まれ。平成31年1月羽村市の俳句入門講座を経て令和元年「春耕」に入会。令和6年「春耕」同人。羽村句会所属。
嫋やかな風の綾取り糸柳
見はるかす空の青さよ花菜の黄
夕されば流れにまかせ囮鮎
ほたる火のかな文字のごと乱れ飛ぶ
梵鐘の余韻しみ入る夕端居
あけぼのの奥入瀬すべて霧襖
水郷を巡る舟べり初鴨来
あの中のひとつは母か枯木星
小林美智子こばやしみちこ
【略歴】 昭和17年東京生まれ。平成31年1月羽村市の俳句入門講座を経て令和元年「春耕」に入会。令和6年「春耕」同人。羽村句会所属。