気分一新ということで、兼ねて要望のあった「子規庵」吟行句会を計画。11月1日、塚本清先生ほか総勢9名の参加で実施。
 JR鶯谷駅集合。晩秋の穏やかな天気に恵まれ直接庵へと向かった。
 予めボランティァガイドに案内をお願いしてあったので、ビデオ映像の後、丁寧な説明を受けた。

 庵の維持保全の経緯、存命のころの子規と関わりのあった人々との交流、闘病生活等生々しい様子を聴くことが出来た。改めて生前の子規及び関係者の果たした偉業に感服させられた。

 室内の佇まいを拝見後、子規の云う「小園」を巡る。軒先の棚には14、5本の糸瓜が下がり、小径に石蕗の花、杜鵑草など句題に事欠かない。この時期、むしろ花の種類の多さに驚かされた。これもボランティァの方々の影の力によるものだろうか。

立川羽衣句会

子規庵

 一同、四阿で早速句作に集中。午前中の制限時間いっぱい留まる。 午後、場所を最寄りの老舗へ移動。昼食は子規も食した豆富料理。

 句会では、例会にない活発な、披講交換が行われ有意義な2時間を過ごした。
 句会終了後、有志のみ、近くの谷中霊園を抜けJR日暮里駅まで散策。そこで解散となった。
 (報告 梅澤忍)

当日句より
切欠きの子規の文机秋深し 
鶏頭の影やはらかき子規の庭 
子規庵の狭庭に小さき冬の蝶宏亮
文机に玻璃戸の日差し冬ぬくし 
小さき小さき子規の庭から秋の声ひとし
子規の庭廻りめぐりて秋惜しむ照子
赤萩の雨樋越えし子規の庭雪枝
くり抜きし子規の机や秋日差すえつ子
糸瓜棚子規の眺めはいづこまでつき江