春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
俳句会同人による吟行記録

関東

【秋】東京農工大学吟行記

農工大は昭和10年に東大農学部実科が東京高等農林学校としてこの地に独立したものである。正面の本館は東大安田講堂を手掛けた内田祥三が昭和9年に建てたもので、現在は国の登録文化財に指定されている。農場はとにかく広い。農場に離接する厩舎には学生馬術部が管理する10頭の馬とポニーが飼育されている。

【初冬】御岳渓谷・玉堂美術館吟行記

小澤酒造の醸造所内の最初の建物は日本家屋で茅葺の兜屋根が美しい。敷地の奥に行くと元禄時代に建てられた元禄酒蔵がある。 御岳渓谷遊歩道を進み、対岸の寒山寺(中国蘇州の寒山寺にちなんで昭和5年に建立)に行くため吊橋の楓橋を渡ると、寒山寺の鐘楼がある。遊歩道を進むと白秋歌碑があり、更に上流に進むと玉堂美術館がある。

【秋】青梅吟行記

金剛寺の本堂の前に、平安時代に活躍した平将門の伝説を持つ「青梅」の樹がある。この梅は、季節が過ぎても黄熟せず落果まで青いため、「青梅」と言われ、青梅の地名もこれに因んでつけられたとされている。釜の淵公園には青梅市郷土博物館、旧宮崎家住宅などがあり、青梅市の歴史を知ることが出来る。

羽村句会

【秋】室の八嶋・鑁阿寺・足利学校吟行

「室の八嶋」は芭蕉が奥の細道の歌枕に選んだ土地。「糸遊に結びつきたる煙哉」の句碑があり、下野一の宮・大神神社の境内にある。 「鑁阿寺(ばんなじ)」の「鑁阿」の文字は尊氏の祖先の法名で、ここは足利氏の居宅跡。鎌倉期から焼けたことのない本堂は国宝指定。鐘楼等は重文になっている。「足利学校」は日本最古の学校。古くは平安・鎌倉から江戸期まで自学自習の学徒が集まっていた。

八王子句会

【秋】深川吟行

小名木川との合流点に、隅田川を見下ろす作りの展望庭園に蕉翁像がある。展望庭園を降りて裏通りを歩くと赤鳥居に幟の林立する芭蕉稲荷(芭蕉旧居跡と言われる)、船番所跡などある。三菱創始者岩崎弥太郎が作った清澄庭園は庭石の美しさで有名だ。芭蕉記念館内には芭蕉の歩いた道と、そこでの主な作句を表した大地図や遺愛の石蛙他の資料の展示があり芭蕉の全体像を知ることが出来る。

調布句会

【春】府中市浅間山吟行記

浅間山は府中市の中心よりやや東寄りに位置し、多摩の台地が古多摩川や他の川に浸食されてできた堂山・中山・前山の三つの頂を持つ標高八〇mの山で、絶滅危惧種の金蘭・銀蘭や固有種の武蔵黄菅など植物の宝庫。

府中市浅間山吟行記

【春】青梅市「吹上しょうぶ公園」吟行

吹上しょうぶ公園は、JR青梅線河辺駅北口からバスで約十分。勝沼城址歴史保全地域に囲まれた二ヘクタールの谷戸地。谷戸保全のために花菖蒲を主体として整備されており、毎年六月には「花菖蒲まつり」が開催されている。

青梅市「吹上しょうぶ公園」

あきる野花祭り吟行(4月8日)

「東秋留」地区は奥多摩の入り口に位置し農業中心の村だったが、昭和四十年代以降都市化が進んだ。それでも近郊農業も盛んで、武蔵野特有のの豊かな自然が残る。この地域には昔から多くの寺院が点在し、三十年前から「花まつり」の日に近在の八寺を巡拝する「オリエンテンプリング」が行われ、花まつり参拝と花見を兼ねた近隣の人達の人気スポットでもある。

あきるの花祭り

亀戸天神鷽替え(1月25日)東照宮寒牡丹吟行

亀戸天神はもと東宰府天満宮とも呼ばれ大宰府天満宮と同じく鷽替神事も許された由緒あるお宮。太鼓橋の上からは本殿左側の授与所前に古い木彫鷽を納めて新しい鷽を授かる長い行列ができる。

上野東照宮寒牡丹吟行

谷保天満宮どんど焼き吟行(1月11日)

谷保天満宮は東日本最古の天満宮であり、亀戸天神社・湯島天満宮と合わせて関東三大天神と呼ばれる。道真公は文学の神、詩歌の神として多くの人々に崇められ、谷保天満宮も左義長、合格祈願、七五三の祝等で大いに賑わう。

谷保天満宮どんど焼き吟行

泉岳寺義士祭吟行(12月14日)

十二月十四日は義士討入りの日で義士祭が行われる。両国の吉良邸跡とその界隈を巡ってから両国橋を歩いて渡り、泉岳寺で義士の墓参をする吟行を行った。

泉岳寺義士祭吟行
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