春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
主要同人俳句作品

は行

萩原空木

雪形の駒へ朝の校歌かな 連翹のひかりの端を出棺す 調律の窓の高さに花水木 飛ぶときは声を弾みの雀の子 石仏も垣のひとつに竹の秋 砂時計日永の砂をまた落とす 病み抜けし目に十薬のなつかしき 故郷の罌粟は坊主に山雨急 鵙の晴 …

萩原まさこ

寒の月揚げて一村慎ましき   萩原まさこ

伯井茂

新樹光フォークダンスの輪の中に  伯井茂

●橋本公枝

御僧の衣ふくらむ涅槃西風 橋本公枝

橋本速子

まとひつく今日の疲れや新茶汲む 橋本速子

●長谷川雅男

真ん中の窪みし硯洗ひけり 長谷川雅男

●橋本勝

風光るみささぎの空朱鷺の舞ふ   橋本勝

畑中とほる

馬が眼に雪張りつけて立ち眠る 畑中とほる

花里洋子

茶が咲ける此処が北限風渡る 花里洋子

濱中和敏

草よりも低き火走る野焼かな 濱中和敏

林あきの

にぎりめし雀と分かつ原爆忌   林あきの

原田みる

雪囲されて御座する鷹山公   原田みる

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