春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
俳句会同人による吟行記録

国内

【春】原当麻 馬塚・無量光寺吟行

相模線原当麻駅から徒歩6分ほどで、満開の大島桜に迎えられて「当麻東原公園」へ。馬塚とも言われる小高い地。のどかな田園風景を歩いて行くと、小さな社があり、一遍上人観進の三嶋神社と由緒にある。野辺には、あけびが蕾も花もつけている。いよいよ無量光寺も近い。山門の手前では、上人ゆかりの大梛の木をしばしみんなで見上げた。

【冬】本部半島吟行会

沖縄島北部を目指し出発。大嶺氏から沖縄島南部、中部、北部の地質や動植物の特徴についてお話しがあり、カルスト地形、ドリーネ等実際に見ながらの学習はよく理解できた。西海岸の海はコバルトからエメラルド、青、蒼、紺、瑠璃紺と見事なグラデーションで広がっていた。瀬底島では「石嘉波神社」の探索。翌日は、羽地ダム、屋我地、今帰仁村の隆起珊瑚礁の島古宇利島へ。昼食後、名護博物舘見学。

【冬】お鷹の道、殿ヶ谷戸庭園吟行記

「お鷹の道」の名は江戸時代この辺りが御狩場だったことに由来する。四季折々の自然が楽しめる遊歩道で、湧水群では蜷を育て、蛍の繁殖に取り組む団体もあると云う。殿ヶ谷戸庭園は都が岩崎家より買い取り、平成23年に国の名勝に指定された。都立の九庭園の一つで、季節ごとの景観が楽しめる。  

かわせみ句会

【秋】子規庵吟行記

室内の佇まいを拝見後、子規の云う「小園」を巡る。軒先の棚には14、5本の糸瓜が下がり、小径に石蕗の花、杜鵑草など句題に事欠かない。この時期、むしろ花の種類の多さに驚かされた。これもボランティァの方々の影の力によるものだろうか。

【夏】秋川渓谷吟行記

JR武蔵五日市駅より、車で10分。秋川渓谷沿いの古刹「広徳寺」へ。境内は鬱蒼とした木々に包まれ、老鶯の声に迎えられる。境内散策後、バスで奥多摩入口の岩瀬峡へと移動。ここでせせらぎの音に混じって河鹿の鳴き声を存分に聴くことが出来た。

国立句会

【春】絹の道吟行

八王子市の東南部多摩丘陵の一角に位置する「絹の道」の吟行した。地名の由来は、幕末から明治にかけて隆盛を極めた生糸貿易の荷駄が、横浜へ向けこの道を頻繁に往来したことからきている。

【冬】世界遺産中城城趾、安谷屋城吟行

 中城城跡は、三〇〇余のグスクの中で遺構が残されて、護佐丸(?─1458)の城跡として名高い。その墓は、一番古い亀甲墓と言われている。  城は連郭式になっており、六つの郭で構成される。琉球石灰岩の切石で積まれ、その芸術性 …

【冬】松本東山山麓吟行記

まず最初に、松本平開削伝説の泉小太郎の「竜」のりりしいモニュメントに立ち寄り、それから近くの田用水の溜池「生妻(しょうづま)池」へと向かい、さらなだらかな丘が連なる田園風情豊かな中の楽都松本のヴァイオリン職人の「弦楽器いづつ」を尋ねました。

【新年】浜離宮庭園『放鷹術の実演』等吟行記

放鷹術は野外スポーツとして貴人に好まれ、古くは仁徳、一条などの諸天皇や家持、家康など熱心な愛好者の支援があったが、戦後は諸般の事情により政府による鷹狩は行われなくなり放鷹術は民間の有志に受け継がれ今日に至っているとのこと。

【冬】自然教育園吟行記

自然教育園の歴史は室町時代の豪族の館から始まり、江戸時代は徳川光圀の兄にあたる高松藩松平頼重の下屋敷、明治時代は陸海軍の火薬庫、大正時代には白金御料地になっている。この間、一般人は立ち入ることが出来なかったため都心ではまれに見る豊かな自然が残されている。広さは東京ドーム四つ分である。

府中句会

【秋】府中大國魂神社・東京競馬場吟行記

大國魂神社は出雲の大國主神と御同神の大國魂大神を護り神として祀った武蔵野国の総社で、創建は凡そ1900年前の西暦111年5月5日である。六所の宮を合祀しているところから六所宮とも呼ばれている。毎年創建の5月5日を中心に例大祭が催されるが、通称「くらやみ祭」として広く知られている。

【秋】菊坂吟行記

まず樋口一葉終焉の地、本郷丸山福山町。そこで2年6カ月の間に名作「おほつごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」などを生みました。菊坂を登り始めるとすぐに「伊勢屋」という一葉がしばしば通ったと言われる質屋がほぼ当時のままに残されています。一葉の旧居の跡には当時のポンプ井戸も残っています。

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