春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
主宰近詠 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

2024年12月(通算545号)

蟇目良雨主宰 作品●2024年12月号(通巻545号)

渋柿のしづかに時をやり過ごす   蟇目 良雨

今月の秀句(蟇目良雨抄出)2024年12月号

眼薬を差し損ねたる稲光り   小川爾美子

2024年12月●通巻545号

同人特別作品 太宰ゆかりの街 … 児玉真知子  種差海岸 … 鈴木志美恵  栄螺舟 … 高井美智子  常総線 … 武井まゆみ

月刊俳句雑誌「春耕」2024年12月号(通巻545)俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2024年12月号(通巻545号)

手探りの目印となり花茗荷 花枝茂子

晴耕集●2024年12月号(通巻545号)

夜濯を終へてエッフェル塔仰ぐ 升本榮子

雨読集●2024年 12月号(通巻545号)

葭戸入れ母の仏間に風通す 青木晴子

はいかい万華鏡 (8) 2024年12月号

2024年ノーベル平和賞受賞ニュースをテレビ番組で見て思わず涙がこぼれた。  受賞者は「日本被団協」(日本原水爆被害者団体協議会)。  日本被団協の活動は広島・長崎の原爆投下の惨状を風化させることなく後世に伝える目的で被爆市民等が維持している団体で、恐らく殆どの人がノーベル平和賞を取るとは考えていなかっただろう。そんなか弱い団体の運動を見つけ出して平和賞を与えたノーベル賞の懐の深さに感動して涙したのかもしれない。

鑑賞 「現代の俳句」(45)2024年12月号

泥眼や二つ同時に流るる星   山田讓太郎〔航標〕

古典に学ぶ (137) 源氏物語 2024年12月号

「病」と「死」を物語はどう描いたかか㉑ 浮舟の死の決意①  死を決意しながらも叶わず、生き永らえ、仏門に入った源氏物語の最後のヒロインである浮舟という女(ひと)がいる。どのような女君であったのか。彼女の半生を辿ってみたい。

「俳句文法」入門 (70) 2024 年 12 月号

副詞と副助詞とはどう違うのか?という問があった。副詞はそれ自体に意味があり用言に付く。意味とは状態(すくすくと)・程度(少し・やや)・呼応の三種類である。副助詞とはある語に付いて意味を添えて用言に付く助詞のことである。

韓の俳諧(70)2024年12月号

臼田亞浪は一ヶ月近い満洲の旅を終えて、1935年10月18日午後2時に、奉天(今の瀋陽)から、安奉線の列車に乗り案内役の西村公鳳が乗り込み、京城へ19日に着いた。20日には、博文寺と徳壽宮に行った。

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