春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

古典に学ぶ

古典に学ぶ (132)源氏物語2024年7月号

「病」と「死」を物語はどう描いたかか⑯ 紫の上① 紫の上は、光源氏とかかわりをもった多数の女性たちのなかで、彼の青春期から51歳の最晩年に至るまで、伴侶として生をともにした唯一の人物であった。

古典に学ぶ (131)源氏物語2024年6月号

「病」と「死」を物語はどう描いたかか⑮ 藤壺の宮③ 桐壺帝は、源氏を次代の天皇の世継ぎとなしえなかった無念さを、冷泉院を東宮に立てることで解消しようとした。そして、退位を前にして藤壺を立后させたのも、東宮の地位の安泰を願ったからであった。

古典に学ぶ (130)源氏物語2024年5月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑭ 藤壺の宮②  『源氏物語』の根底にひそむあるまじき罪の犯しという大きなテーマを語る源氏と藤壺の密会の場面は、和歌の贈答歌を含み、その詳細は省き、ただ二人の対応する心情が重く、凝縮した文体で語られるように思われる。

古典に学ぶ (129)源氏物語2024年4月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑬ 藤壺の宮①  藤壺の宮は、先帝の第四皇女であり、この人が源氏の父帝の後宮に迎えられたのは、亡き桐壺更衣に面影が生き写しの美貌の人ゆえであった。

古典に学ぶ (128)源氏物語2024年3月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑫ 六条御息所の死② 六条御息所は『源氏物語』の中では比較的早く退場してしまうが、その存在感は絶大である。

古典に学ぶ (127)源氏物語2024年2月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑪ 六条御息所の死①  病を得て、衰弱した御息所は、御身の近くに源氏の御座所をしつらえ、ご自分は脇息に寄りかかってご返事などを申し上げる。久々の再会である。

古典に学ぶ (126)源氏物語2024年1月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑩ 葵上⑥  葵上亡きあと、源氏と六条御息所が和歌を贈答する場面がある。光源氏が自分のことを、葵上を取り殺した犯人であると疑っているかもしれないと推し量った御息所は、晩秋の哀趣深まる頃、光源氏の思いを知るために洗練の限りを尽くして弔問の手紙を書いた。

古典に学ぶ (125)源氏物語2023年12月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑨ 葵上⑤  現実には起こりようのない奇怪な事態をまのあたりにした源氏は、女の妄執の恐ろしさにおののいた。

古典に学ぶ (124)源氏物語2023年11月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑧ 葵上④ 葵巻後半は、源氏を中心に相戦う女性の恨みの現れとしての生霊の妖しい物語である。

古典に学ぶ (123)源氏物語2023年10月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑦ 葵上③ 御息所が新斎院の御禊の日に、源氏の晴れ姿をそれとなく見ようと、網代車に御忍び姿で一条大路に出て行ったのも、源氏への捨てきれぬ執着ゆえであった。

古典に学ぶ (122)源氏物語2023年9月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑥ 葵上② 懐妊中の葵上は気分がすぐれなかったが、女房たちにせがまれ、斎王の御禊の行列の見物に出かけた。そのお供に抜擢された源氏の晴れ姿を一目見たいという思いもあった。

古典に学ぶ (121)源氏物語2023年8月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑤ 葵上① 葵上は、左大臣家で大切に養育された、いわゆる深窓の姫君である。源氏が12歳で元服した折、16歳で結婚した女性である。

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