春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

俳句文法

「俳句文法」入門 (29) 2021年7月号

過去の助動詞「けり」は、過去「…た。…ていた」と訳す。過去の事実が存続「…ている」と訳す。

「俳句文法」入門 (28) 2021年6月号

「き」は「…た」と訳し、自分が過去に経験した事実を回想する意を第一義に示す。同じように過去に確かにあった事実を述べる意を表す。 完了・存続「…た。…ている」の意を表す。

「俳句文法」入門 (27) 2021年5月号

完了の訳は「…タ、…テシマッタ、テシマウ」等。時に存続「…テイル、…テアル」に訳す方がいい時もある。つ・ぬについては確述・強意「キット…スル、タシカニ…ダ」と訳すとよいばあいがある。つべし、ぬべし、のようにべしと接続する時である。 鶏頭の十四五本もありぬべし正岡子規

「俳句文法」入門 (26) 2021年4月号

過去を表す助動詞「き」は一般に連用形に付き「せ・〇・き・し・しか・〇」と活用。連体形「し」が頻用。「き」は過去のみに非ず。完了存続詠嘆余情等あり。

「俳句文法」入門 (25) 2021年3月号

接続助詞「て」にラ変動詞「あり」の約が「たり」。存続(…ている。…てある。)と完了(…た。…てしまう。…てしまった)の意味がある。

「俳句文法」入門 (24) 2021年2月号

起きて見つ寝て見つ蚊帳のひろさかな  加賀千代女

「俳句文法」入門 (23) 2021年1月号

完了の助動詞「ぬ」は〈な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね〉とナ変(死ぬ・往ぬ)型に活用する。完了の訳は「…た。てしまった。てしまう」。他に存続(ている、てある、と訳す)の意味がある。また確述・強調(確かに…する。きっと…する、と訳す)の意味もある。

「俳句文法」入門 (22) 2020年12月号

紅葉せる麓の水車音軽し 持田良枝 もみぢは上二段活用もみづの連用形名詞。名詞に「す」が付くと複合動詞のサ変となる。もみぢせ、はその未然形。る、は、りの連体形。

「俳句文法」入門 (21) 2020年11月号

「り」の誤用例は下二段活用に多い。現代語の感覚で読むと間違いとは思えないからであろう。出あった例をあげる。「覚えり」「駆けり」「詣でり」「上げり」「集めり」「生まれり」「植ゑり」「混ぜり」「比べり」「食べり」

「俳句文法」入門 (20) 2020年10月号

助動詞「り」は「あり」の転じた約語。本来存続の意味で「…ている。…てある」と訳す。完了の意味(…た。…てしまう、と訳す)に用いられることもある。 古文では四段活用とサ変の動詞にしか付かない。

「俳句文法」入門 (19) 2020年9月号

しづまるという語は 古語ではしづまる。静まるに下二段活用がないのと同様に静もるにも下二段活用はないであろう。「静もる」の口語的な連体形は静もれる、であろう。「鎮もるる」「静もるる」の用例は 文語文法にはなく、口語文法にもない。

「俳句文法」入門 (18) 2020年8月号

待ち人来噴水にもう倦きる頃   杉阪大和 口語を全て文語に直すのではなく原作者の意図に添う事も大事か。

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