春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

俳句文法

「俳句文法」入門 (70) 2024 年 12 月号

副詞と副助詞とはどう違うのか?という問があった。副詞はそれ自体に意味があり用言に付く。意味とは状態(すくすくと)・程度(少し・やや)・呼応の三種類である。副助詞とはある語に付いて意味を添えて用言に付く助詞のことである。

「俳句文法」入門 (69) 2024 年 11 月号

佐渡おけさに「佐渡はいよいか住みよいか」と歌われるこの「か」はどういう意味か聴くと、疑問の意味に捉える人が少なくない。が、この「か」こそ詠嘆・感動を表す終助詞の「か」なのだ。

「俳句文法」入門 (68) 2024 年 10 月号

終助詞「な」は文末について詠嘆(…だなあ。)を表す。

「俳句文法」入門 (67) 2024 年 9 月号

ばや」は自分が「…したい」という願望を表す。自己の願望である。

「俳句文法」入門 (66) 2024 年 8 月号

文末に用いられる助詞を終助詞という。願望・詠嘆・感動・禁止・念押などの意味がある。種々の語に付く。願望の終助詞に「もがも・もがな」がある。

「俳句文法」入門 (65) 2024 年 7 月号

文字通り文の間に投げ込む助詞で、呼びかけ・感動・詠嘆・整調・強調などを表す。複合する事多し。

「俳句文法」入門 (64) 2024 年 6 月号

「で」は動詞の未然形につく。打消の助動詞「ず」に「して」のついた略語。打消接続という。

「俳句文法」入門 (63) 2024 年 5 月号

つつ」は動作・作用の反復、継続を表す。(…ては。…続けて、と訳す。)

「俳句文法」入門 (62) 2024 年 4 月号

文中で上と下の文節をつなぐのが接続助詞である。単純接続と条件接続とがある。前者には「て」「して」「が」「つつ」「に」「を」「で」「ながら」等がある。後者には順接と逆接があり、それぞれ仮定条件と確定条件がある。

「俳句文法」入門 (61) 2024年3月号

未然形に接続する「ば」は順接の仮定条件を表す。 (もし…たら。もし…なら。と訳す。)

「俳句文法」入門 (60) 2024年2月号

「て」「して」は連用形に付く。「て」の上は連用形と覚える。「して」の上も連用形がくる。

「俳句文法」入門 (59) 2024年1月号

ミスを正して説明してくれとの要請があり、傍点が誤り。「秋風をまとゐ」これは「まとひ」が正。「癒へにけり」→「癒えにけり」終止形は癒ゆ(ヤ行下二段活用)。「見へ隠れ」→「見え隠れ」が正。終止形は見ゆ(ヤ行下二段活用)。など

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