春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

韓の俳諧(75)2025年5月号

1035年10月23日臼田亞浪は念願の石窟庵を見て下山しました。次は掛陵へ行き、次には蔚山城へ立ち寄った。

「俳句文法」入門 (75) 2025年 5 月号

係助詞が文中にあっても文脈から判断して類推できる言葉が結びになる場合、結びの語を省略することがある。たとえば源氏物語の冒頭の「いづれのおほん時にか、」である。疑問の係助詞「か」の次には「ありけむ」が省略されている。係りが「か」で結びが「けむ」(過去推量の助動詞「けむ」の連体形)である。「か」の上の「に」は断定の助動詞「なり」の連用形である。

鑑賞 「現代の俳句」(50)2025年5月号

師の墓前坐して冬芽に囲まるる 市村栄理〔秋麗・むさし野〕

古典に学ぶ (142) 源氏物語 2025年5月号

独白と出家② 前回、引用した浮舟の長い独白の一節は、『源氏物語』の特徴の一つといえる。

はいかい万華鏡 (13) 2025年5月号

 沖縄の春から夏にかけての季語に「うりずん」がある。おれづみ・うりずん南風とも言い北東からの湿った風で大陸へ船を運ぶ。

はいかい万華鏡 (12) 2025年4月号

 戦後80年を経過した私たちの年代にはもう戦争を体験した人はいないと思う。普段の生活に何かしら不満があるとしても、戦場へ行かされるような危険は今の日本には無い。

鑑賞 「現代の俳句」(49)2025年4月号

採寸の背筋伸ばしぬ春隣   山下由理子〔香雨〕

古典に学ぶ (141) 源氏物語 2025年4月号

独白① 浮舟は、思い悩んだ末に自分には出家しかないと考え至る。次に引用するのは、少々長いが、その独白のくだりである(「手習帖」)。

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