韓の俳諧(70)2024年12月号
2024年12月1日 韓の俳諧
臼田亞浪は一ヶ月近い満洲の旅を終えて、1935年10月18日午後2時に、奉天(今の瀋陽)から、安奉線の列車に乗り案内役の西村公鳳が乗り込み、京城へ19日に着いた。20日には、博文寺と徳壽宮に行った。
はいかい万華鏡 (7) 2024年11月号
2024年11月1日 はいかい万華鏡
卑弥呼がシャーマンだけの指導者でなかったことが共通認識になっている現代において、卑弥呼の時代から現代まで日本が外国から侵略されずに二千年近く独立を保っていることに、女性の力が随所に幾度も発揮されてきたことを認識すべき時が来たのではないかと思うのである。
古典に学ぶ (136) 源氏物語 2024年11月号
2024年11月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたかか⑳ 紫の上⑤ 紫の上亡き後、物語は故人を追悼しながら、いかに心静かに出家を遂げるべきか、そのことだけを求めて生きる光源氏の日々がわびしく綴られている。亡き紫の上を偲ぶしみじみとした哀感が漂う。
「俳句文法」入門 (69) 2024 年 11 月号
2024年11月1日 俳句文法
佐渡おけさに「佐渡はいよいか住みよいか」と歌われるこの「か」はどういう意味か聴くと、疑問の意味に捉える人が少なくない。が、この「か」こそ詠嘆・感動を表す終助詞の「か」なのだ。
韓の俳諧(69)2024年11月号
2024年11月1日 韓の俳諧
臼田亞浪と石原沙人は1935年9月19日の朝を、今の北朝鮮東北部の朱乙(チュウル)温泉で迎えました。この日は羅津(ナ ジン)へと北上し3年前から築港工事をしていた知り合いに案内してもらった。ケーソン工場が亞浪の印象に残った。19日の夜と20日の朝は、作句や「石楠」への通信文の執筆に充てた。そして雄基発の列車で北西の国境へ向かい旧満洲国の圖們駅で盛大な出迎えを受けた。
はいかい万華鏡 (6) 2024年10月号
2024年10月1日 はいかい万華鏡
過日アマゾンプライムで「人生いろどり」 2012年制作の町興し映画である。徳島県上勝町という山間僻地の老女による村興しの物語である。農協の若い職員と農家の老女たちが知恵を絞って料理の褄用に「葉っぱ」を売ることを考え出した。