韓の俳諧(56)2023年10月号
2023年10月1日 韓の俳諧
草城が雑誌『朝鮮及満洲』の次に熱心に投稿したのが、福岡で創刊された『天の川』で、2号(8月号)に草城の句、4号(10月号)に父静山の句と併せて掲載されている。また、ホトトギスの1918年10月号「地方俳句界」にも、この父子らの句が載っている。
「日本酒のこと」(34) 2023年10月号
2023年10月1日 日本酒のこと
日本酒とは「麴菌の作用で糖化した蒸米を、清酒酵母菌の力で発酵したアルコール飲料」のことです。わが国でもアルコール飲料の元祖はワインのように果実が自然に発酵したものであり、日本酒の祖先であるお米を使用したお酒が登場するのは、稲作文化が展開する縄文から弥生時代の頃と言われています。
古典に学ぶ (122)源氏物語2023年9月号
2023年9月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたか⑥ 葵上② 懐妊中の葵上は気分がすぐれなかったが、女房たちにせがまれ、斎王の御禊の行列の見物に出かけた。そのお供に抜擢された源氏の晴れ姿を一目見たいという思いもあった。
はいかい漫遊漫歩(214)(215)2023年9月号
2023年9月1日 はいかい漫遊漫歩
『いたずらラッコのロッコ』『くまの子ウーフ』『銀のほのおの国』などの作品で知られる児童文学作家の神沢利子さんが、99歳の誕生日の2023年1月29日に“俳句による自伝 ”とも言える白寿句集『冬銀河』(絵本屋こども富貴堂刊)を出版した。
韓の俳諧(55)2023年9月号
2023年9月1日 韓の俳諧
京城中学校5年生の夏休みから日野草城は、俳句を始めた。父の静山や新田如水といった鉄道局の俳句グループ、くれなゐ会に草城も加わった。 くれなゐ会の句稿は、前田普羅へ送られ選評を受けていた。草城は、楠目橙黄子が指導する句会にも出ていたが、橙黄子が俳号を父の静山にちなみ、太古はどうかと言ったが、自分で草城と号した。
「俳句文法」入門 (55) 2023年9月号
2023年9月1日 俳句文法
〈荒海や佐渡に横たふ天の河〉の句を知ったのは小学六年の時だ。教科書に載っていた。ロマンチックな美しい句だ。佐渡の夜空には驚くほど星が多い。落ちて来そうに煌めいている。