春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

衣の歳時記 (93) 2017年12月号

赤子や幼児を背負ってその上から羽織るやや大きめの半纏の「ねんねこ」。子供を庇護し防寒を兼ねる。綿を入れて広袖にし、衽を付けて前を合わせる。今日ではほとんど目にすることはないが、懐かしい装いの一つである。副季語は「ねんねこ半纏」「負い半纏」「子守半纏」「亀の子半纏」。

枕草子のおもしろさを読む(7)2017年12月号

秋の野を通じてのおもしろさというものは、まさに薄にこそあるのだ。穂先が黒みを帯びた赤色で、とても濃いのが、朝露に濡れてなびいているのは、これほどすばらしいものがほかにあろうか。

はいかい漫遊漫歩(76)(77)2017年12月号

「お客様は神様です」の国民的演歌歌手、三波春夫。本名の北詰文司にちなんだ北桃子(ほくとうし)の俳号で俳句を詠んだ。 女優、夏目雅子の決めぜりふは、映画『鬼龍院花子の生涯』での啖呵「なめたらいかんぜよ」。夏目は写真家の浅井慎平主宰「東京俳句倶楽部」に参加、俳号は海童。〈結婚は夢の続きやひな祭り〉などの句がある。 映画『男はつらいよ』シリーズの “フーテンの寅 ”役を27年間演じ続けた国民栄誉賞俳優、渥美清の俳号は風天。 円谷プロの映画『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の監督として知られ、後年オペラ演出にも進出、東京芸術大学演奏芸術センター教授も務めた実相寺昭雄。ATG長編映画『無常』では、ロカルノ国際映画祭グランプリを受賞。TBSのテレビ演出部を振り出しに映画、オペラ演出と活躍の場を広げた才人は、小学生時代からの鉄ちゃん、それも路面電車オタクだった。 種村直樹は、故宮脇俊三とともに “乗り鉄 ”の世界を一つの文化、鉄道文芸に育て上げた功労者だ。1980年から30年、延べ495日かけて鉄道による列島外周踏破の日、東京・日本橋に200人のファンが詰めかけ、達成を祝福した。

曾良を尋ねて(99) 2017年11月号

村上藩における曾良の扱いは別格であった。そのことから曾良は忠輝「隠し子」だと確信する。 芭蕉の「荒海や佐渡に横たふ天の川」は佐渡の歴史的背景に対する様々な思いを自分の身に重ねて 生まれた名句である。

自由時間 (54) 2017年11月号

江戸時代末期から明治時代にかけて、「江戸患い」と呼ばれる病気が流行した。のちにいう脚気である。  今では、ビタミンB1の不足が原因であると知れているが、その当時はわからなかった。

鑑賞 「現代の俳句」(114)2017年11月号

太陽の下ひまはりは冥き花   鈴木直充[春燈]

枕草子のおもしろさを読む(6)2017年11月号

「山は」章段には、十八の山の名があげられる。そのうち十四までが山の名のみであり、あとの四例は次のようにある。  「かたさり山こそ、いかならんとをかしけれ」、「あさくら山、よそに見るぞをかしき」、「おほひれ山もをかし」、「三輪の山、をかし」

衣の歳時記 (92) 2017年11月号

着物と襦袢の間に着る防寒用の「胴着」。大抵は真綿を薄く伸ばして綿入れに仕立てる。「胴衣」ともいう。素材は木綿、滑りの良い絹、縮緬など。黒の掛け襟を付けることもあった。胴着は江戸時代に作られたもので、用途によって色々な形になる。袖がなく、主に羽織の下に着ていたものが「袖無胴着」。「筒袖胴着」は袖が筒形で肌着として着用。真綿だけで作ったものは「負真綿」と呼ばれた。いずれも副季語である。

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