賑々し綾子の里の木の芽山
肩を組み綾子の里の山笑ふ
つばめ待つ綾子の里の空広し
つばめ来るを綾子の里の人と待つ
声高に綾子生家へつばめ来る
初燕の一声がよし丹波晴れ
連山を二重映しに大代田
残雪や綾子の校歌山称ふ
濃く淡く綾子の里の遅桜
まだ残る蚊帳吊る金具そのままに
春日溜まり鶏頭の芽の出る辺り
雉子鳴くや綾子生家に佇めば