先がけの一羽高鳴く渡り鳥
かたち良き枝に群なす渡り鳥
朝日はや高きところに百舌の声
くせのある枝が目印百舌の贄
原形をすでに保たず百舌の贄
引く波に砂文字消され秋終る
入れ替り立ち代りして鳥帰る
争ひの姿そのまま帰る鳥
大蛤真水に入れて砂吐かす
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