春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

はいかい万華鏡 (10) 2025年2月号

「関心領域」という映画を見た。アウシュビッツ収容所長アドルフ・ヘスと家族の物語だ。「かの」収容所に赴任したヘスが上から命じられたことを淡々とこなす仕事ぶりと、妻とその子供達が収容所と壁を一枚隔てた静かな空間での日常生活が美しく静かに描かれていて始めのうちは何の物語か分からない。

鑑賞 「現代の俳句」(47)2025年2月号

五戸に減る浦の信徒や聖樹の灯   安原谿游〔渋柿〕

古典に学ぶ (139) 源氏物語 2025年2月号

「病」と「死」を物語はどう描いたかか㉓ 浮舟の死の決意③ 薫と浮舟が結ばれるようになるまでには、なお経緯がある。

「俳句文法」入門 (72) 2025年 2 月号

俳句特有の方法に句切れがある。間投助詞の「や」を切れ字と言い、それを使用して成立する俳句を二句一章の句と言う。

韓の俳諧(72)2025年2月号

1935年10月22日に臼田亞浪は念願の慶州を訪れ、次に武烈王陵へ行った。次に鮑石亭、鶏林を巡った。

はいかい万華鏡 (9) 2025年1月号

広重の「東海道五十三次」がよく売れたのは旅に出かけなくても土地の名所、名産、言い伝えが一枚の絵に込められていて実際に行った気分にさせたことである。例えば箱根宿「湖水図」では険しい峠道を中央に配し左半分には芦ノ湖と遠くに富士山を配している。歩けば苦しくなる峠を誇張して描くことで見る者を旅をしている気分にさせたのだ。

鑑賞 「現代の俳句」(46)2025年1月号

胡桃蹴り毬栗を蹴り遠野行く   小圷健水〔初桜・秀〕

韓の俳諧(71)2025年1月号

1935年10月20日午後、「石楠」の「臼田亞浪師歓迎俳句大会」が開かれ出席者は100人を越えた。席題は秋一般でした。21日は夜汽車に乗るまで、休養日だったが、亞浪は「石楠」の主な人々の家を訪問した。10月22日朝6時に大邱から乗り継ぎ 9時38分に慶州へ着いた。

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