春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

はいかい漫遊漫歩(50)(51) 2016年11月号

詩人、清水哲男さんが1996年に開設したウエブサイト歳時記『増殖する俳句歳時記』が20年を節目に終了。搭載句7306句。一般的な俳句歳時記は季語の短い説明と例句の校正だが、『増殖する俳句歳時記』は搭載句全句鑑賞付きが特長。

伊勢物語の面白さを読む(28)2016年11月号

いでてゆく君がためにとぬぎつればわれさへもなくなりぬべきかな むかし、男、いとうるはしき友ありけり。かた時さらずあひ思ひけるを、人の国へいきけるを、いとあはれと思ひて、別れにけり。

俳句時事(174) 作句の現場「月山登山」2016年10月号

私はこれまでに月山へ3度登っているが、3度とも好天に恵まれた。約百種もあると言われる 高山植物に直接触れ、頂上からの雄大な景観に見惚れるなど、夏山の醍醐味を大いに楽しむことが出来た。8合目から歩き始めて4時間近くかけてようやく頂上に辿り着いた。一説には芭蕉は湯殿山を参拝した後再び戻ったとあるが、その体力と精神力には驚くばかりである。

自由時間 (41) 2016年10月号

正岡子規は、明治29年5月から9月まで、新聞「日本」紙上に、読者からの質問に答える形式の「俳句問答」を連載した。36のいろいろな質問に丁寧に答えている。質問は多岐にわたるが、その中からいくつかを現代語に直して紹介する。

曾良を尋ねて (86) 2016年10月号

伊達騒動の原因 そのⅡ 原田甲斐宗輔の人物像 ー 考察 乾佐知子

鑑賞 現代の俳句 (101)2016年10月号

おほらかに日へひらききり大賀蓮   鍵和田秞子[未来図]

子規の四季 (73) 2016年10月号 子規の誕生日

子規の誕生日は、新暦では10月14日である。しかし、子規は自身の誕生日をずっと旧暦で祝っていたようだ。妹律の思い出話によると、根岸に親子3人で暮らすようになってからの子規は、毎年旧暦9月17日には赤飯を炊かせ、隣の陸羯南宅へも届けさせていたという。 明治34四年(1901)10月27日、子規は1日繰り上げて34歳の誕生祝いをした。『仰臥漫録』には、こう記されている。

衣の歳時記(79) 2016年10月号

─ 時代祭 ─ 10月は収穫の最盛期である。稲の刈入れを終えると、新穀を供え神に感謝する秋祭を執り行う地方も多い。澄み渡った青空の下、繰り出した神輿の周りに笑顔の人々が集まる。

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