春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

俳句時事(170) 作句の現場 「山葵の花」2016年6月号

山葵の花は夏の季語だが、実際に咲き出すのは三月の終り頃からである。春の寒さの残る山裾や渓流に開いた四弁の花は、いかにも清々しい。  山葵の学名は、Wasabia・Japonicaという日本名を持つ日本独特のspiceである。この野生の山葵は古くから海外でも上流社会の人に香辛料として珍重されて来たようだ。

自由時間 (37) 2016年6月号

チャップリン博物館開館

曾良を尋ねて (82) 2016年6月号

天麟院と松平忠輝についての一考察 乾 佐知子

鑑賞 現代の俳句 (97) 2016年6月号

雛段の裏の遊びの続きをり   辻美奈子[沖]

伊勢物語のおもしろさを読む (23) 2016年6月号

東国章段の後日段  むかし、男、すずろに陸 みち 奥の国までまどひいにけり。京に思ふ人にいひやる。浪間より見ゆる小島のはまびさし久しくなりぬ君にあひ見で

衣の歳時記 (75) 2016年6月号

─夏シャツ・開襟シャツ ─ 梅雨入りとなる六月。暦の上では二十四節気の芒種から夏至へと進む。芒種とは芒のぎのある穀物を播く時期という意で、農村では田植の風景が広がる。モンスーン地帯特有の高温多湿の季節が始まる。

子規の四季 (69) 2016年6月号 子規の愛した鮓

われ愛すわが豫州松山の鮓    子規 われに法あり君をもてなすもぶり鮓 同

はいかい漫遊漫歩(40) (41) 2016年6月号

コラム「はいかい漫遊漫歩」  松谷富彦   第40話  紅葉燃ゆ旅立つ朝の空(くう)や寂   寂聴 1973年、天台宗東北大本山中尊寺で大僧正、今春聴(作家、今東光)を師僧に得度した作家、瀬戸内晴美は、法名を師 …

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