蟇目良雨 主宰 作品
春の雪
「文学の森賞」受賞の報あり
よき知らせあり茫茫と春の雪
孫合格す
鷹鳩と化し赤門を飛び越える
閉め切つて奈良をたのしむ春障子
菜の花の野の明るさよ蕪村以後
のれそれをおそれおそれにすする春
点睛の一点として揚雲雀
沈丁はお喋りみんな口開けて
俳人協会監事退く
今朝よりは布衣やたづきの水温む
一炊の夢のつづきに亀の鳴く
すぐ帰るはずの妻待つ春火鉢
武蔵御嶽神社
三月や山の真水を手に掬ふ
おほかみの山弄ぶ杉花粉
- 2025年5月●通巻550号
- 2025年4月●通巻549号
- 2025年3月●通巻548号
- 2025年2月●通巻547号
- 2025年1月●通巻546号
- 2024年12月●通巻545号
- 2024年11月●通巻544号
- 2024年10月●通巻543号
- 2024年9月●通巻542号
- 2024年8月●通巻541号
- 2024年7月●通巻540号
- 2024年6月●通巻539号
- 2024年5月●通巻538号
- 2024年4月●通巻537号
- 2024年3月●通巻536号
- 2024年2月●通巻535号
- 2024年1月●通巻534号
- 2023年12月●通巻533号
- 2023年11月●通巻532号
- 2023年10月●通巻531号
- 2023年9月●通巻530号
- 2023年8月●通巻529号
- 2023年7月●通巻528号
- 2023年6月●通巻527号