2018年5月(通算466号)
2018年5月●通巻466号
2018年5月1日 2018年
平成 30 年5 月号/目次 5月の俳句 …………………………………………………… ひね栄螺〈主宰近詠12句〉 ………………………… 棚山波朗 晴耕集 …………………………………………… 同人作品Ⅰ 棚山波朗選 雨読 …
自由時間 (60) 2018年5月号
2018年5月1日 自由時間
3月末から4月上旬にオーストリア・ハンガリーを旅した。名所旧跡や世界遺産を観て感動する。それはそれで意味のあることだが、それだけではなく、世界には多様な文化・風俗があること、世界にはいろいろな価値観を持つ人がいることを、身を持って体験する。そうしてわが内なる世界が広がる。
曾良を尋ねて(105) 2018年5月号
2018年5月1日 曾良を尋ねて
芭蕉と別れた曾良は1日約45キロを踏破。芭蕉が後日訪れるであろう宿場16か所を3日間で踏破した。とても 病んでいるとは思えない脚力であった。
はいかい漫遊漫歩(86)(87)2018年5月号
2018年5月1日 はいかい漫遊漫歩
平成30年2月20日、98歳で逝った金子兜太の糟糠の妻であり、俳句の同志だった皆子。昭和63年に第1句集『むしかりの花』刊行後、右腎全摘手術をした平成9年に第2句集『黒猫』、兜太が『東国抄』で第36回蛇笏賞を受賞した同14年に第3句集『山査子』、死の2年前の同16年に第4句集『花恋』を上梓。
枕草子のおもしろさを読む(12)2018年5月号
2018年5月1日 古典に学ぶ
清少納言は、この章段を、おそらく筆をとって書き、筆を止めて思いつつしながら、この新しい「うつくしきもの」に到達したのであろう。そういう目で改めてこの章段を読み直すと、実におもしろく、清少納言の持つ固有で、鋭敏なことばの世界があざやかにひらかれていくような気がする。