春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
今月の秀句 - 蟇目良雨抄出

2021年9月(通算506号)

今月の秀句(蟇目良雨抄出)2021年9月号

残り香はシャネルの五番更衣   平照子

2021年9月●通巻506号

令和 3 年 9 月号/目次 9月の俳句 去ぬ燕〈名誉主宰作品〉……………… 棚山波朗 灯芯蜻蛉〈主宰作品〉………………… 蟇目良雨  盤水一句観賞(18) …………………………… 蟇目良雨 波朗一句鑑賞(18) ……… …

月刊俳句雑誌「春耕」2021年9月号(通巻506)俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2021年9月号(通巻506号)

ふらここ漕ぐ空にも道のありさうな 赤荻千恵子

棚山波朗名誉主宰・ 蟇目良雨主宰 作品●2021年9月号(通巻506号)

去ぬ燕らし翻ることをせず    棚山波朗        灯芯蜻蛉 (とうすみ)や素十生涯三句集   蟇目良雨

晴耕・雨読集●2021年9月号(通巻506)

桜鯛積んで列なす帰港かな 阿部月山子

古典に学ぶ (98)源氏物語2021年9月号

「瘧病」という語の意味するもの① 「瘧病」という言葉の特殊性はやはり、前にも述べたように、源氏と藤壺、朧月夜との密会に 関する場面にのみ出現するのであって、あきらかにに意識的に使用される。

はいかい漫遊漫歩(166)(167)2021年9月号

〈 深川・蛤町にある名刹〔永寿山・海福寺〕門前の豊島屋という茶店で出す名物の〔一本饂飩〕は、盗賊改方の長官・長谷川平蔵が少年のころから土地ではしられたもので、「おれが、本所・深川で悪さをしていた若いころには、三日にあげず、あの一本うどんを食いに行ったものだ」などと平蔵→〉 「ネギマ鍋(汁)」の鮪は、トロ、中トロが使われる。江戸時代の延享三年(一七四六)に書かれた手稿本「黒白精味集」の魚貝番付では上魚、中魚、下魚の三ランク中で鮪が鰯、鰊、鯖、河豚、泥鰌などとともに最下位「下魚」の位置づけだった.。

鑑賞 「現代の俳句」(6)2021年9月号

あたたかやふくりと笑まふ赤ん坊  江崎紀和子

韓の俳諧(31)2021年9月号

1908年3月発行の雑誌「朝鮮」の創刊号に、オンドル会小集という俳句の会の記事がある。筆者は、橋本牛人。記事にあわせて掲載された句は、節分の厄落としの句が中心だが、牛人は42歳を超えるのに力尽き、韓の土となった。

「俳句文法」入門 (31) 2021年9月号

〈荒海や佐渡に横たふ天の河〉 〈「横たふ」は文法的に「横たはる」でなければならない。しかし、これはこの頃の一種の破格な用法である。〉とは旺文社の古語辞典(昭和41年3月1日重版)の見解。

「日本酒のこと」(9) 2021年9月号

まだまだ残暑厳しき折ですが、9月の声を聞くと秋の到来を告げる「秋の冷やおろし」又は単に「冷やおろし」と表示された日本酒が店頭を賑わせ始めます。冷やおろしとは、この年に醸造してタンクに貯蔵していた日本酒を、秋のこの時期にタンクから取り出して瓶詰め出荷したお酒のことです。

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