2022年9月(通算518号)
2022年9月●通巻518号
2022年9月1日 2022年
9月の俳句 ………………………………………… 朝顔〈主宰作品12 句〉 …………… 蟇目良雨 盤水一句観賞(30) ……………………蟇目良雨 波朗一句鑑賞(30) ……………………児玉真知子 晴耕集 ………………………… …
古典に学ぶ (110)源氏物語2022年9月号
2022年9月1日 古典に学ぶ
「宇治十帖」物語の病と死⑤ 八宮の病と死 薫は八宮を知り、三年程たった有明月の下、お忍びで宇治の八宮の山荘にそっと近づいて行くと、楽器の演奏が聞こえてきた。
はいかい漫遊漫歩(190)(191)2022年9月号
2022年9月1日 はいかい漫遊漫歩
〈伊藤路上歩行ハーモニカ入費増加報告屁特等席地価騰貴…〉と続き、〈…兵糧欠乏孟子と孔子世評良好だ数十丈効果甘え甘えな〉で終る経文、呪文、回文ならぬ怪文をご存知? 「妖怪的四弦」、この言葉を「おぞましくも懐かしい」と思い出せるのは、80歳以上の年齢層か。それでは「金属製曲尺八(きんぞくせいまがりしゃくはち)」「抜差曲金真鍮喇叭(ぬきさしまがりがねしんちゅうらっぱ)」は?
「俳句文法」入門 (43) 2022年9月号
2022年9月1日 俳句文法
比況とは比べ況(たと)えること。比況の助動詞「ごとし」。「ヨウダ」と訳す。1比況の用法(…ヨウダ。…ニ似テイル。)比況の助動詞には他に「ごとくなり」「やうなり」がある。
韓の俳諧(43)2022年9月号
2022年9月1日 韓の俳諧
『朝鮮公論』俳壇選者の青木静軒は、広い交友があった。大正4年(1915)の正月を病院で迎えた静軒に年賀・見舞状が寄せられ、来訪者もいた。列挙すると、近代幕開けの俳文学者佐々醒雪、尾崎紅葉門の四天王といわれた小説家柳川春葉、秋声会の俳人川村黄雨、画家沢山寛民、児童文学者・俳人巖谷小波、俳人出口叱牛。秋声会の俳人で、『俳諧』を刊行をした鵜沢四丁。鉱山を経営し、京城に長く住んだ俳人江口虎耳。韓半島で鉄道の仕事をしていた俳人三好不考郎。植民地支配の国策会社の社員野田大塊。さらに朝鮮総督府病院長や京城医専校長なども兼任し、医学の頂点にいた陸軍軍医総監の芳賀榮(東山)や、京城日報の編集長で、半島の俳壇に重きをなした松尾茂吉(目池)が見舞いに来た。
「日本酒のこと」(21) 2022年9月号
2022年9月1日 日本酒のこと
日本酒造りには「一麴(いちこうじ)、二 酛(にもと) 、三造り」と云われる最も重要な作業工程があります。「麴」とは蒸米を糖化する役目を持つ麴米造り、また「酛」とは糖分をアルコール発酵する酵母菌を増殖する酒 母(しゅぼ)造り、そして「造り」とは酒母、麴米、掛け米、水をタンク内に仕込む醪(もろみ)造りのことです。