春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

伊勢物語のおもしろさを読む(25)2016年8月号

『伊勢物語』 第十六段に登場する紀有常という人 有常は次のような手紙を書き、事情を話すのである。思ひわびて、ねむごろにあひ語らひける友だちのもとに、 「かうかう、今はとてまかるを、なにごともいささかなることもえせ、つかはすこと」と書きて、奥に、 手を折りてあひ見しことをかぞふれば十とをといひつつ四よつは経へにけり

はいかい漫遊漫歩(44)(45)2016年8月号

第44話は辻井喬のオーラルヒストリーで語った中曽根康弘元首相の俳句。第45話は泥鰌(どじょう)屋が「どぜう屋」と称するようになった話。

俳句時事(171) 作句の現場「花田植」2016年7月号

「花田植」は広島県北広島町に伝わる田植行事で、その起源は室町時代に遡ると伝えられている。飾りたてた牛が田を搔き、早乙女が田楽に合わせて田植歌を唄いながら苗を植える。のどかな初夏の田園にくり広げられる一大絵巻で、既にユネスコの文化遺産に指定されている。

曾良を尋ねて (83) 2016年7月号

仙台藩と諏訪との関わりに関する一考察 乾佐知子

鑑賞 現代の俳句 (98) 2016年7月号

五寸釘浮くや地獄の釜の蓋   藤本美和子[泉]

自由時間 (38) 2016年7月号

新国立劇場で鄭義信(チョン・ウィシン)三部作が連続上演された。三月『焼肉ドラゴン』、四月『たとえば野に咲く花のように』、五月『パーマ屋スミレ』。 鄭義信は、脚本家、劇作家、演出家として活躍中である。その功績により二〇一四年に紫綬褒章を受章した。その受賞歴を見れば、優れた仕事をしていることが分かる。

子規の四季 (70) 2016年7月号 果物帖

子規は「果物帖」を画きはじめた。連日モルヒネを服用するほどの病苦をまぎらわすため、画帖に身辺の果物を写生しようと思い立ったのである。大好きな果物を、これも大好きな絵にすることは、子規にとって何よりの慰めになったことだろう。

衣の歳時記(76) 2016年7月号

─レース ─ 厳しい炎暑が始まる七月。日暮れても地面の火照りが体に纏わり、夏の真直中にいることを思い知らされる。若者たちといえば、海やキャンプ場で伸びやかに盛夏を謳歌する。

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