春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

「日本酒のこと」(25) 2023年1月号

日本酒は、ワインと同様に食事と一緒に呑む酒、つまり典型的な食中酒です。そこで、この欄においても日本酒と料理の相性について触れる必要がありますが、何分にも膨大なテーマであり、ここでは幾つかのポイントに絞って触れたいと思います。

鑑賞 「現代の俳句」(21)2022年12月号

漬けて煮て焼いて炒めて秋茄子 浅井民子

古典に学ぶ (113)源氏物語2022年12月号

「宇治十帖」物語の病と死⑧ 大君の病② 前に引用した薫と大君の和歌の贈答部分と帖名の「総角(あげまき)」とは、紐の結び方を指し、最後に両端が垂れるが、上と左右に輪を造る。その左右の輪が少年の結髪の「あげまき」に似、そして、中央で交互に結びあわさることによるものである。

はいかい漫遊漫歩(196)(197)2022年12月号

2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所の炉心溶融事故発生以来、自称“売れない写真家”は、文字通り席の温まる暇もない東奔西走の日々が続くことになった。この10年間で国内外からの要請で原発の放射線被曝の悲惨な実態を約200回に渡って講演してきた。

「俳句文法」入門 (46) 2022年12月号

「を」は体言(名詞)・連体形に付く。対象・起点・場所・期間・相手などを表す。 「に」は体言・連体形に付く。原因・理由を表す。

韓の俳諧(46)2022年12月号

朝鮮の子規と言われた朴魯植は、十代の頃からかるたの選手で大正11年3月の朝鮮公論歌壇と俳壇に、朴魯植の作品が掲載された。それを見た安達緑童が、二兎を追う者で成功したことを聞かないから、どちらか一方を捨てるように勧める手紙を出し、朴魯植は、短歌を捨てて俳句に専念すると答え、5月号には短歌がなく、俳句が三句載った。短歌に専念したら憶良の再来になったのではないかと、惜しまれる。

「日本酒のこと」(24) 2022年12月号

酒母造りの肝は乳酸菌を生成することです。最も伝統的な方法が「生酛(きもと)造り」であり、これは「山卸(やまおろし)」と云いますが、小さな桶に入れた蒸し米と麴米に水を足したものを櫂で何日もかけて混ぜて磨り潰す大変に体力を要する作業を行います。これにより天然の乳酸菌が出来上がり、この乳酸菌のもとでは清酒酵母菌以外の雑菌は死んでしまいます。

鑑賞 「現代の俳句」(20)2022年11月号

鸛遊ばせてゐる田草取 小河洋二

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