春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

伊勢物語の面白さを読む (27) 2016年10月号

回に続く話(第八十二段、渚の院)がまだある。 かへりて宮に入らせたまひぬ。夜ふくるまで酒飲み、物語して、あるじの親王、酔ゑひて入りたまひなむとす。十一日の月もかくれなむとすれば、かの馬の頭のよめる。 あかなくにまだきも月のかくるるか山の端は逃げて入れずもあらなむ

はいかい漫遊漫歩(48)(49)2016年10月号

映画「男はつらいよ」の寅次郎俳優、渥美清(俳号風天)の句碑〈 お遍路が一列に行く虹の中 〉 JR松山駅の駅頭に正岡子規の〈春や昔十五万石の城下かな〉の大句碑

俳句時事(173) 作句の現場「初夏の佐渡」2016年9月号

初夏の佐渡には見るべきものが多い。それは佐渡特有の自然と、そこに根付いた伝統行事・文化が連綿と受け継がれていると言うことである。 佐渡と言えば誰もが思い浮かべるのが「朱鷺」である。朱鷺は一時絶滅が危ぶまれたが、その後中国から譲り受けるなどして人工飼育に成功した。「トキ保護センター」の話では、現在施設で飼育しているのは193羽、野外で育っているのが163羽と言うことである。

曾良を尋ねて (85) 2016年9月号

伊達騒動の原因 そのⅠ ー考察 乾佐知子

自由時間 (40) 2016年9月号

八月七日午後四時半(現地時間)、米国コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで、イチローが、右翼にある各地試合のスコア掲示板直撃の三塁打を放って、三千本安打を達成した。

鑑賞 現代の俳句 (100)2016年9月号

春の闇ならば加速もニュートリノ   中坪達哉[辛夷]

子規の四季 (72) 2016年9月号 仰臥漫録

明治34年(1901)9月2日(月)。この日から、子規は『仰臥漫録』の執筆を始めた。執筆のきっかけは、寒川鼠骨に みそはぎ みそはぎ よると「土佐の俳人から贈つて来た土佐半紙が大判物で質のよいものであつた所から、ふと斯うした手記を試みる気になられたものである」という。それ以前の日記『墨汁一滴』や『病牀六尺』

衣の歳時記(78) 2016年9月号

 ─ 秋彼岸 ─ 緩やかに秋へと移ろう九月。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、彼岸は時候の変わり目でもある。畦や土手に曼珠沙華が咲く中、墓参に訪れる人が跡を絶たない。

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