2016年4月(通巻441号)
2016年04月●通巻441号
2016年3月28日 2016年
平成28年4月号/目次 4月の俳句 主宰近詠12句———-棚山波朗 福は内(近詠7句)———-川澄祐勝 松の雪(近詠7句)—R …
俳句時事(168) 作句の現場「河津桜」と「吊し雛」2016年4月号
寒さのまだ残るこの時期に伊豆で知られるもう一つのイベントが稲取の「雛の吊し飾」である。稲取駅から歩いて十二、三分のところに雛の館と呼ばれる「むかい庵」がある。 ここでは雛の「段飾り」を中心に多くの「吊し雛」が飾られている。
自由時間 (35) 2016年4月号
2016年3月20日 自由時間
世界遺産で行って良かったところは、というアンケートを採ると、アンコールとマチュピチュが常に1、2位を争い、他を寄せつけない。どちらも廃墟である。 アンコールは、東南アジアで最も重要で広大な遺跡だ。面積は密林を含めて400平方キロに及び、数多の石造寺院が点在している。
曾良を尋ねて (80) 2016年4月号
2016年3月16日 曾良を尋ねて
曾良を尋ねて 80 乾 佐知子 – 塩竈から松島へ ─ 5月8日、二人は仙台の画工加右衛門が描いてくれた絵図を頼りにいくつかの歌枕の地を巡った。 その日のことを曾良は「仙台を立つ。十荷菅・壺碑を見る。未の刻 …
はいかい漫遊漫歩(36)(37) 2016年4月号
2016年7月2日 はいかい漫遊漫歩
変哲こと俳優、エッセイストの小沢昭一さんの俳句について触れる。 第2回例会に出した一句〈 陰干しの月経帯や猫の恋 〉を終生の自賛句と言って憚らなかった。写真館の長男で東京っ子。旧制麻布中学で句会仲間の大西信行、加藤武と同級生。ほかにフランキー堺、仲谷昇、なだいなだらがいた。