春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
主宰近詠 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

2017年3月(通巻452号)

棚山波朗主宰近詠●2017年3月号(通巻452号)

軒氷柱細りて来たる雨気かな 棚山波朗

耕人集●2017年3月号(通巻452号)

七人の敵なき夫の日向ぼこ 深沢伊都子

2017年03月●通巻452号

平成 29 年3 月号  / 目次 3月の俳句   軒氷柱〈主宰近詠12句〉 …………………………………… 棚山波朗  恵方寺〈近詠7 句〉 ………………………………… 川澄祐勝  柚子湯〈近詠7 句〉 …………………… …

月刊俳句雑誌「春耕」2017年3月号(通巻452号)-俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

晴耕・雨読集●2017年3月号(通巻452号)

ころがりて冬至湯の柚子会者定離 高木良多

自由時間 (46) 2017年3月号

去る2月7日、大阪城ホールに一万人を集め、高山右近の列福式が行われた。教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿を教皇代理として迎え、日本の司教団、駐日教皇大使(大司教)、右近ゆかりのフィリピン・マニラの枢機卿をはじめとする各国の司教たちが列席した。  伏見に月桂冠という酒造会社がある。その本社は、坂本龍馬が殺されそうになった寺田屋から歩いて四、五分のところにある。その敷地内に、高山右近ゆかりのイエズス会伏見教会への小道がそのまま残っていることが、一昨年に確認された。教会の跡地は幼稚園になっており、その塀で道は途切れているが、この道を福者ジュスト右近が足しげく通ったと思うと感慨深い

曾良を尋ねて(91)2017年3月号

仙台藩における芭蕉と曾良の関わり

鑑賞「現代の俳句」(106)2017年3月号

雪来ると子規全集が軋み出す   高野ムツオ[小熊座]

子規の四季(78) 2017年3月号

子規は親しかった二人の画家の影響で、俳句における写生に開眼したといわれている。その一人が中村不折であり、もう一人が下村為山であった。〈俳句は日本特有の文芸であり、俳画もまた日本芸術史の光であって、誇るに足る舞台である〉  子規堂で知られる松山市の正宗寺にある子規埋髪塔は為山のデザインしたもので、愛媛県指定 史跡となっている。

衣の歳時記 (84) 2017年3月号

 昼と夜の長さが同じになり、最高気温の平均が15度前後(東京)に落ち着く3月。明るくなった日差しの下、あちらこちらで卒業式の光景が見られる。今正に巣立とうとしている若者を見ていると、思わずエールを送りたくなるのである。

伊勢物語の面白さを読む(32)2017年3月号

『源氏物語』が『伊勢物語』の設定を取り入れていると見られる例は他にもある。たとえば、若紫の巻で源氏が幼い紫の上の姿を垣間見する場面は、明らかに『伊勢物語』初段を下敷きにしている。

はいかい漫遊漫歩(58)(59)2017年3月号

三島由紀夫は 昭和15年には、母方の祖父の友人である詩人、川路柳虹に師事、俳句誌『山梔』に俳句と詩の投稿を1年半ほど熱心に続ける。このときから綽名をもじって平岡青城の俳号を名乗り、小説『潮騒』を発表する昭和29年ころまで俳句を詠んでいた。 俳句誌『俳句界』編集長の林誠司さんが、ブログ「俳句オデッセイ」で披露しているエピソード。〈 …兜太がまだ壮年の頃、師である加藤楸邨へ年賀状を送った。年賀状を読んだ楸邨は驚いた。そこには新年の挨拶があり、その脇に「男根隆々たり」という言葉が一筆添えられていたのである。…

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