2018年6月(通算467号)
2018年6月●通巻467号
2018年6月1日 2018年
平成 30 年 6 月号/目次 6月の俳句 …………………………………………………… 地獄の釜の蓋〈主宰近詠12 句〉 …………………… 棚山波朗 晴耕集 …………………………………………… 同人作品Ⅰ 棚山波朗選 …
自由時間 (61) 2018年6月号
2018年6月1日 自由時間
ウィーンから西へ汽車で1時間半のところに、オーストリア第三の都市リンツ(人口20万人)がある。リンツでローカル線に乗り換えて、東へ20分戻ると、マウトハウゼン駅に着く。田舎の小さな駅だ。駅からドナウ川沿いに4㌔ほど遡った丘の上に、マウトハウゼン記念館がある。ナチスのマウトハウゼン強制収容所の跡である。
曾良を尋ねて(106) 2018年6月号
2018年6月1日 曾良を尋ねて
曾良は別行動をとり芭蕉の『細道』の先々で周辺の集落の暮らしぶりを調査していたと思われる。 そして芭蕉の『細道』にかかる費用も工面していた。
枕草子のおもしろさを読む(13)2018年6月号
2018年6月1日 古典に学ぶ
この「うつくしきもの」章段の子どもたちは、まだ、人見知りをしない赤ちゃん、4、5歳の女の子、6、7歳の殿上童、そして学問をはじめたばかりの、変声期以前の男の子の愛らしさをそれぞれに描き分けて行く清少納言は、子ども好きの一面を持っていたらしいことが知られる。しかも、その筆法は、簡潔で、生き生きととらえられていて、実にみごとであると思われる。
はいかい漫遊漫歩(88)(89)2018年6月号
2018年6月1日 はいかい漫遊漫歩
反写実的、幻想的、暗喩、提喩、換喩、多彩なイメージ表現で寺山修司、岡井隆とともに「前衛短歌の三雄」と呼ばれた歌人、塚本邦雄。日本現代詩歌文学館(岩手県北上市)で開催された「塚本邦雄展」の折、収蔵の遺族寄贈の遺品の中から『火原翔 俳句帖』と表記された大学ノートの自筆句稿が館員によって偶然発見された。