春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
今月の秀句 - 蟇目良雨抄出

2019年10月(通算483号)

今月の秀句(棚山波朗抄出)2019年10月号

炎帝や父母の生き抜く爆心地  中村岷子

耕人集●2019年10月号(通巻483号)

結ひの衆総出の田植はかどれり 成澤礼子

2019年10月●通巻483号

令和元年 10月号/目次  10月の俳句 ………………………………… 秋の浜〈主宰近詠12句〉 ………………… 棚山波朗 晴耕集 …………………………… 同人作品Ⅰ 棚山波朗選 雨読集 …………………………… 同人作品Ⅱ …

月刊俳句雑誌「春耕」2019年10月号(通巻483号)-俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

晴耕・雨読集●2019年10月号(通巻483号)

妹の忌の縁側に吊る蛍籠   石鍋みさ代

自由時間 (76) 2019年10月号

イギリスのイタドリは、竹のように、どこででも旺盛に成長したので庭師が好んで植え、やがて全国に広がって野生化した。イタドリ(虎杖)は「日本の節のある雑草」という意味である。又アメリカの葛、葛が初めて日本からアメリカの地にわたり、ニューオーリンズで開催された国際博覧会の庭園に使われポーチの日除け、牛の餌、斜面の土砂崩れや砂嵐の防止のため植えられるようになった。葛がどういう害をもたらすか。森林では、木々が梢まで覆われて立ち枯れになっている。葛は、最初は緑化に役立つ被覆植物とされていたのが、今では、ただの雑草に分類されあわれ「有害雑草」に分類されている。日本では攻撃的ではないイタドリと葛が、違う気候風土・環境に置かれると脅威となる怖さ・不思議さを知る。

曾良を尋ねて(122) 2019年10月号

芭蕉の陸奥への旅に200日以上にもわたり寝食を共にした曾良が義仲寺での芭蕉の葬儀、および江戸での追悼歌仙にも参加しなかったのは、曾良の義理堅い性格上考えられないことであった。これはおそらく曾良が自由の利かない幕府の公務についていたと思われる。このことは素堂から曾良への書簡で推測される。

鑑賞 「現代の俳句」(137)2019年10号

梅雨寒や旧知に会ふも通夜の席 多田英治

古典に学ぶ (75)万葉集の魅力 (3)2019年10月号

続く六番手(820)は、筑後国守葛井連大夫(ふぢゐのだいぶ)の次の歌である。

はいかい漫遊漫歩(120)(121)2019年10月号

私家版の『試作帳』と死後に句友らの尽力で彌生書房から出版された『未完成』の二句集で「自由律俳人」の名を遺すことになった住宅顕信(すみたく・けんしん)。顕信の遺した俳句は300句足らず。しかもそのほぼ全てが、昭和59年2月に急性骨髄性白血病を発病して岡山市民病院に入院し、退院することなく同62年2月に25歳で亡くなるまでの3年間に詠んだものである。 〈 昭和の終わりに、『層雲』の夭折俳人・住宅顕信が句集『未完成』に珠玉の句を遺したことを、特記しておきたい。〉と川名大に著書『現代俳句〈上〉名句と秀句のすべて』(ちくま学芸文庫)に紹介され、俳句文芸に名と句が刻まれた。

韓の俳諧(8)2019年10月号

韓の俳諧 朝鮮国通事の俳句(補遺) 朝鮮国通事の俳句研究に、2018年韓国安修賢氏の進んだ研究論文が発表された。日本では、岡部良一氏の朴徳源の研究がある。

「俳句文法」入門 (8) 2019年10月号

イ段音で言い切るのがラ行変格活用の特徴である。  「あり・をり・はべり・います(そ)がり」の四語だが、複合動詞「さり・しかり・かかり」も入れて覚えておこう。

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