俳句文法
「俳句文法」入門 (69) 2024 年 11 月号
2024年11月1日 俳句文法
佐渡おけさに「佐渡はいよいか住みよいか」と歌われるこの「か」はどういう意味か聴くと、疑問の意味に捉える人が少なくない。が、この「か」こそ詠嘆・感動を表す終助詞の「か」なのだ。
「俳句文法」入門 (66) 2024 年 8 月号
2024年8月1日 俳句文法
文末に用いられる助詞を終助詞という。願望・詠嘆・感動・禁止・念押などの意味がある。種々の語に付く。願望の終助詞に「もがも・もがな」がある。
「俳句文法」入門 (62) 2024 年 4 月号
2024年4月1日 俳句文法
文中で上と下の文節をつなぐのが接続助詞である。単純接続と条件接続とがある。前者には「て」「して」「が」「つつ」「に」「を」「で」「ながら」等がある。後者には順接と逆接があり、それぞれ仮定条件と確定条件がある。
「俳句文法」入門 (59) 2024年1月号
2024年1月1日 俳句文法
ミスを正して説明してくれとの要請があり、傍点が誤り。「秋風をまとゐ」これは「まとひ」が正。「癒へにけり」→「癒えにけり」終止形は癒ゆ(ヤ行下二段活用)。「見へ隠れ」→「見え隠れ」が正。終止形は見ゆ(ヤ行下二段活用)。など
「俳句文法」入門 (58) 2023年12月号
2023年12月1日 俳句文法
文中にあって、活用語に付き、接続詞のように上下の文節をつなぐ助詞を接続助詞という。順接、逆接、単純接続の三つがある。次は順接の仮定条件を表す接続助詞である。