春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

俳句文法

「俳句文法」入門 (50) 2023年4月号

各助詞「にて」は体言・連体形に接続。現代語の「で」に当たる。①場所を表す。②状態を表す。③原因・理由を表す。④手段を表す。⑤年齢を表す。

「俳句文法」入門 (49) 2023年3月号

「を」は体言(名詞)と用語(動詞)の連体形に接続する。 ①動作の対象を表す。②継続する時間を表す③動作の起点を表す。④経過する場所を表す。⑤行為の相手を表す。

「俳句文法」入門 (48) 2023年2月号

各助詞「へ」は  体言に接続。へ行く、という用例が多い。機能は次のとおり 。  ①方向を表す(…の方に。…に向って。)  ②帰着点を表す。(…に。)帰着の動詞を伴う。  ③対象を表す。(…に対して。)動作の動詞を伴う。  ④場所を表す。(…に。)主に口頭語に使われる。

「俳句文法」入門 (47) 2023年1月号

「に」は体言(名詞)と動詞の連体形に接続する。 ①場所を示す格助詞「に」の例句が圧倒的に多い。 ②対象を示す「に」の例も少なくない。 ③原因・理由を表す「に」もある。 又「に」には強調の用法あり。

「俳句文法」入門 (46) 2022年12月号

「を」は体言(名詞)・連体形に付く。対象・起点・場所・期間・相手などを表す。 「に」は体言・連体形に付く。原因・理由を表す。

「俳句文法」入門 (45) 2022年11月号

助詞は格助詞・接続助詞・副助詞・係助詞・終助詞・間投助詞の六種類がある。格助詞には次の様な種類がある。①主格②連体格③体言用④同格⑤比喩である。

「俳句文法」入門 (44) 2022年10月号

助動詞 る・らるには受身・尊敬、自発・可能の意がある。 ががんぼの置き去りの脚吐き出さる 棚山波朗

「俳句文法」入門 (43) 2022年9月号

比況とは比べ況(たと)えること。比況の助動詞「ごとし」。「ヨウダ」と訳す。1比況の用法(…ヨウダ。…ニ似テイル。)比況の助動詞には他に「ごとくなり」「やうなり」がある。

「俳句文法」入門 (42) 2022年8月号

「なり」の終止形につくのは伝聞、連体形につくのは断定の意味。断定・存在の「なり」は体言と活用語の連体形につきます。

「俳句文法」入門 (41) 2022年7月号

擬声語(鳥声など)や擬音語(鐘音など)の次にくる「なり」は推定です。だから子規の、〈柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺〉という句も柔らかい推定と考える方がいい、と七田谷まりうすさんは仰っている。

「俳句文法」入門 (40) 2022年6月号

「終止形につく <なり> は近世においては伝聞・推定ではなく、詠嘆の働きをするものと理解されるのが一般的であったが、現代では研究の成果により、伝聞・推定説が定説となっている。

「俳句文法」入門 (39) 2022年5月号

推定の助動詞に「らし」「めり」「なり」がある。活用語の終止形に接続する。「・・・ラシイ。・・・ニチガイナイ。」等に訳す。

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