古典に学ぶ
伊勢物語の面白さを読む (26) 2016年9月号
2016年8月24日 古典に学ぶ
惟高親王、歌をかへすがへす誦(ず)じたまうて、返しえしたまはず。 紀の有常、御供に仕うまつれり。それが返し、 ひととせにひとたびきます君待てば宿かす人もあらじとぞ思ふ
伊勢物語のおもしろさを読む(25)2016年8月号
2016年7月27日 古典に学ぶ
『伊勢物語』 第十六段に登場する紀有常という人 有常は次のような手紙を書き、事情を話すのである。思ひわびて、ねむごろにあひ語らひける友だちのもとに、 「かうかう、今はとてまかるを、なにごともいささかなることもえせ、つかはすこと」と書きて、奥に、 手を折りてあひ見しことをかぞふれば十とをといひつつ四よつは経へにけり
伊勢物語のおもしろさを読む (24) 2016年7月号
2016年6月27日 古典に学ぶ
東国章段に続く十六段に登場する紀有常 むかし、紀の有常といふ人ありけり。三代のみかどに仕うまつりて、時にあひけれど、のちは世かはり時うつりにければ、世の常の人のごともあらず。
伊勢物語のおもしろさを読む (23) 2016年6月号
2016年6月7日 古典に学ぶ
東国章段の後日段 むかし、男、すずろに陸 みち 奥の国までまどひいにけり。京に思ふ人にいひやる。浪間より見ゆる小島のはまびさし久しくなりぬ君にあひ見で





