春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
今月の秀句 - 蟇目良雨抄出

2018年11月(通算472号)

今月の秀句(棚山波朗抄出)2018年11月号

帰省子の素直に返事して無口    林美沙子

2018年11月●通巻472号

平成 30 年 11 月号/目次  11月の俳句 …………………………………………… 色なき風〈主宰近詠12句〉 ………………………… 棚山波朗  晴耕集 …………………………… 同人作品Ⅰ 棚山波朗選 雨読集 ………… …

月刊俳句雑誌「春耕」2018年11月号(通巻472号)-俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2018年11月号(通巻472号)

撓はせて枝より落つる青大将  斉藤房子

棚山波朗主宰近詠●2018年11月号(通巻472号)

岩を打つ音裏返る今日の秋   棚山波朗

晴耕・雨読集●2018年11月号(通巻472号)

山頂は鳥居の高さ富士詣 伊藤伊那男

鑑賞 「現代の俳句」(126)2018年11月号

白鳥座の頸を射抜きて星流る 藤埜まさ志

曾良を尋ねて(111) 2018年11月号

上野を発った曾良は一人で江戸に向かった。桑名から船に乗り翌11日伊勢長嶋に着く。ところが12日から21日までの十日間の記述がなく、その間長嶋に滞在していたものと思われる。

枕草子のおもしろさを読む(18)2018年11月号

─ 「長月ばかり」(125段)②・「野分のまたの日こそ」(189段)の「をかし」の世界① ─ 作者の関心は、日常とは違う景観を現出した風の力の働きなのである。そして、その視覚の働きは、めまぐるしく、知的にその結果の一つ一つを追い、拡散していく視野を生み出すようなスケッチ風な優れた筆法である。また、台風の猛々しさと、その繊細さを「あはれにをかし」ととらえた清少納言の感覚に魅せられてしまうのである。

はいかい漫遊漫歩(98)(99)2018年11月号

雨模様の平成30年9月1日、上野の東京都美術館に出かけ、「没後50年 藤田嗣治展」を見た。主催者が「史上最大級の大回顧展」と銘打つに相応しい120点に及ぶ名作、力作を揃えた見応えある回顧展だった。コラム子を上野に駆り立てたのは、エコール・ド・パリの寵児のひとりであった画家の半世紀を越える優れた画業を辿るだけではなく、出品されている二点の100号、200号の戦争記録画の大作「アッツ島玉砕」「サイパン島同胞臣節を全うす」をこの眼で実見することだった。 二つの大作は、どちらも茶褐色の暗い色調の画面いっぱいに前者は日本兵、後者は一般人の男や女、子供、嬰児が犇めき命を絶つ壮絶な地獄絵図だった。その前に立った来場者の誰もが息を止め、後ずさりする凄惨な画面。この一角だけ前に立った人の多くが急ぎ離れて行った。

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