春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
今月の秀句 - 蟇目良雨抄出

2019年1月(通算474号)

今月の秀句(棚山波朗抄出)2019年1月号

弘法の水汲みをれば鵙高音   林美沙子

2019年1月●通巻474号

平成 31 年 1 月号/目次  1月の俳句 …………………………………………… 神の旅〈主宰近詠12句〉 …………………………… 棚山波朗    晴耕集 …………………………… 同人作品Ⅰ 棚山波朗選 雨読集 ………… …

月刊俳句雑誌「春耕」2019年1月号(通巻474号)-俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2019年1月号(通巻474号)

新涼のひと窓ごとに絵付の座 ?村征子

棚山波朗主宰近詠●2019年1月号(通巻474号)

神酒に酔ひ船にも酔うて神の旅 棚山波朗

自由時間 (67) 2019年1月号

世界が選んだ日本映画 2018年10月30日、英国のBBCが外国語映画ベスト100を発表した。外国語というのは英国から見た場合のことで、つまり英語以外の言語で製作された映画のことである。

曾良を尋ねて(113) 2019年1月号

曾良が公儀の仕事として神社や寺を中心に廻っていたのは天下統一した幕府がまだ新しく常に京都の朝廷の動きを見守る必要があった謀反が起きるとしたら神社か寺が中心になるであろうと見ていた。芭蕉は当時猿蓑の編集に多忙であった。

鑑賞 「現代の俳句」(128)2019年1月号

帚草風の籠もりてまんまるし 小林愛子

枕草子のおもしろさを読む(20)2019年1月号

【 三つの散文詩の魅力】無駄なことばは一語とてない。感覚の鋭さといい、文章の簡潔さといい、『枕草子』の特徴の最も凝縮されたすぐれた一段と思われる。これら三つの短小な章段には、清少納言の軽妙な筆と着想の妙に心ひかれる。また、対象の最も単純化されたものがこうした短章段に結晶する。それはほとんど作者の文章の生理の結果のようなもので、爽快な印象ももたらされる。

はいかい漫遊漫歩(102)(103)2019年1月号

飄々と平易な言葉で紡ぎ、優しい詩心の伝わる俳句1767句を収録した『今井杏太郎全句集』が、没後6年の平成最後の秋に角川書店から上梓された。杏太郎が、昭和57年度の鶴賞を受賞した時、亡師石塚友二は次のように言っている。「この人の作風は、真正面に坐った上で、真正面に話しかけたりするのは阿呆くさい、さう思ってゐるやうなところがある。兎も角も鶴では風変わりな作者なのである。何処まで行けるものか、行き着くところまで、渾身の勇を奮って試して見られるがよい。杏太郎さんの句には突き抜けた人生観が漂い、総じて人生を肯定的に捉えるあたたかさが溢れている。すでに第1句集『麦稈帽子』に登場する、いわゆる「としより」の句だが、初見のころ、この老人は単なる被写体と私は考えていた。だが今、読み直すと、この老人は作者その人に違いないと思えてくる。

PAGETOP
Copyright © 春耕俳句会:Shunkou Haiku Group All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.