2023年5月(通算526号)
古典に学ぶ (118)源氏物語2023年5月号
2023年5月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたか② 夕顔の死 8月十五夜の夜半、源氏は美しい女が陰々たる恨み言を述べるとともに、傍らに寝ている女をかき起こそうとする奇怪な夢を見る。
はいかい漫遊漫歩(206)(207)2023年5月号
2023年5月1日 はいかい漫遊漫歩
雷門通りと馬道の交差点角に神谷バーのビルが目に入る。浅草1丁目1番地1号は、明治13年の創業以来不動で店を守り続けてきた誇りの地番だ。バーと言っても1階はビヤホール、2階がレストラン、3階は割烹。神谷バーと言えば、デンキブラン(電気ブラン)。どの階でも飲める。
韓の俳諧(51)2023年5月号
2023年5月1日 韓の俳諧
日野草城は1913年京城中学校へ入学した。この学校は廃宮となった光海君建立の慶熙宮跡の西側部分へ開校した。京城中学校教員の土井が発見した、白菫(南山スミレ)を読み込み、慶熙宮ことに崇政殿の荒廃を表現した草城の句がある。
「日本酒のこと」(29) 2023年5月号
2023年5月1日 日本酒のこと
日本酒文化を酒蔵と二人三脚で支えているのが酒販店です。この酒販店を営むには、消費者への酒税の適切な転嫁等の観点から国税庁の免許が必要となります。そして、その酒販店の免許に際しては、20年少し前までは酒販店が過当競争で共倒れしないように、一店舗あたりの人口規模や隣接店との距離等について厳しい参入規制があったのです。