2024年5月(通算538号)
はいかい万華鏡 (1) 2024年5月号
2024年5月1日 はいかい万華鏡
父は新聞記者として忙しく、母が子の面倒を見たが教師上がりの性格だろうか、私が学校で特別扱いされることを嫌い、運動会の徒競走にも普通に走らされた。結果は想像出来るように先頭の子から何十メートルも遅れてゴールをするのだが、この時の悔しい「何くそ‼」という気持ちが私を育てたに違いない。
古典に学ぶ (130)源氏物語2024年5月号
2024年5月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたか⑭ 藤壺の宮② 『源氏物語』の根底にひそむあるまじき罪の犯しという大きなテーマを語る源氏と藤壺の密会の場面は、和歌の贈答歌を含み、その詳細は省き、ただ二人の対応する心情が重く、凝縮した文体で語られるように思われる。
韓の俳諧(63)2024年5月号
2024年5月1日 韓の俳諧
臼田亞浪は1928年5月4日朝に、連絡船で釜山へ上陸しました。同行したのは西村公鳳, と庄司鶴仙。12時に大邱そして夕方 7時40分に京城駅に着き京城日報の歓迎の出迎えを受けた。臼田亞浪は洛東江畔にて「カチ鴉」の句を詠んだ、韓国では鵲として親しまれている。