春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

韓の俳諧(54)2023年8月号

1917年の夏休みに、草城は父の任地である淸津(チョンジン)へ帰省し、父の職場鉄道局の、木の芽会という句会に加わって、俳句を始めた。木の芽会はホトトギスの久世車春の指導を受けていた。木の芽会には、新田如水(職場の所長かつ俳句のリーダー)、久世車春は鉄道局の指定商人であった。

古典に学ぶ (121)源氏物語2023年8月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか⑤ 葵上① 葵上は、左大臣家で大切に養育された、いわゆる深窓の姫君である。源氏が12歳で元服した折、16歳で結婚した女性である。

「日本酒のこと」(32) 2023年8月号

日本酒はギンギンに冷えたものから超熱燗に至るまで大変に幅広い温度帯で楽しめるという、ワインやウイスキー等の他のお酒にはない特徴があります。また、瓶のままではなく他の容器に移し替えて飲むことも日本酒ならではのことです。そして、我が国には陶磁器をはじめ漆器や硝子、錫等の伝統工芸の粋が生活の隅々にまで普及し定着しており、その器と日本酒は持ちつ持たれつの関係で発展してきました。

「俳句文法」入門 (54) 2023年8月号

格助詞「して」について。「して」は体言(名詞)と動詞の連体形に接続する。

鑑賞 「現代の俳句」(28)2023年7月号

ゆらゆらと熱吐き出して夜のさくら 伊藤泰子

古典に学ぶ (120)源氏物語2023年7月号

「病」と「死」を物語はどう描いたか④ 夕顔の死 夕顔の少ない描写の中でも、特に注目すべきなのが、次にあげる4例だと思われる。

はいかい漫遊漫歩(210)(211)2023年7月号

〈山に金太郎野に金次郎予は昼寝 〉が三橋の辞世句と定まる興味深いエピソードを紹介する。俳人で俳句評論家、宗田安正の著作『最後の一句―晩年の句より読み解く作家論』(本阿弥書店刊)から引く。  〈 癌死の13日前の平成13年11月18日、小田原市で、自身も加わる同人誌「面」の早めの忘年句会が催された。三橋は掲句(註:山に金太郎野に金次郎予は昼寝 〉をしたためた賞の色紙四枚を持参、参加した。身体の状況から、これが連衆との最後の別れになることを承知していたに違いない。当日は、先師西東三鬼主宰「断崖」以来の懐かしい仲間、山本紫黄、大高弘達や高橋龍なども出席していた。三橋は、選も講評も、すべて普段と変わらずに果たして、帰って行ったという。〉

韓の俳諧(53)2023年7月号

1915年の一時期『飛行少年』や『日本少年』などの少年雑誌に中学時代の日野草城の和歌が載っている。草城は、『新少年』に詩を投稿したと思われるが草城の詩は見つからない。

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