春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

はいかい漫遊漫歩(204)(205)2023年4月号

第25回H氏賞、第1回詩歌文学賞、第2回萩原朔太郎賞、第6回山本健吉賞など数多の受賞歴を持つ詩人、俳人の清水哲男さん(2022年3月、84歳没)は、1997年から2016年まで20年間、1日1句増殖のインターネットサイト『増殖する俳句歳時記』を運営。有名、無名俳人、文人俳詠みなどの多岐にわたる俳句を鑑賞、紹介してきた。

「俳句文法」入門 (50) 2023年4月号

各助詞「にて」は体言・連体形に接続。現代語の「で」に当たる。①場所を表す。②状態を表す。③原因・理由を表す。④手段を表す。⑤年齢を表す。

韓の俳諧(50)2023年4月号

1907年反日運動の激化で、二学期から堺市に避難した日野草城は、1年もしない内に、京城へ戻り西部の居留民のために、南大門と呼ばれる崇禮門近くの、分教場(後の居留民団立第二尋常小学校)に転入した。当時の担任は草城について、学徳に優れるのみならず、上品で貴公子の相を備えていたと書いている。草城は総代として卒業証書を受け取った。

「日本酒のこと」(28) 2023年4月号

葡萄から醸すワインは、葡萄そのものに水分、糖分と酵母菌が含まれているため、葡萄を潰してタンクに入れるだけで自然に発酵します。その一方で、日本酒の場合は、米自体に糖分や酵母菌が含まれている訳ではないので、麴菌でお米を糖化した上で酵母菌を加えて発酵させる必要があることは、これまで何度も述べてきたところです。

鑑賞 「現代の俳句」(24)2023年3月号

音ひとつ落ちて地に咲く落椿  一民江

古典に学ぶ (116)源氏物語2023年3月号

「宇治十帖」物語の病と死⑪大君の病⑤  意識が混濁する中で大君は衰弱した顔を見られまい、醜い印象を残さないで死んでゆきたいと念じ続けている。薫との最後の対話の場面である。

はいかい漫遊漫歩(202)(203)2023年3月号

作家の尾崎一雄は、早大国文科3年のとき、2年後輩の丹羽文雄と戸山ヶ原を散歩中、〈 丹羽が小川に向かって立小便をすると、折柄の春風で、それがなびいた。そこで一句できた、と丹羽が口ずさんだのがこの句…〉(「風報」昭和35年5月号)と〈 春風やおれのしょんべん曲りけり〉を披露。ともに文化勲章作家となった丹羽の〈一世一代、唯一の俳句〉と言う。

「俳句文法」入門 (49) 2023年3月号

「を」は体言(名詞)と用語(動詞)の連体形に接続する。 ①動作の対象を表す。②継続する時間を表す③動作の起点を表す。④経過する場所を表す。⑤行為の相手を表す。

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