春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

古典に学ぶ (73)万葉集の魅力 (1)2019年8月号

 この冒頭近くの「初春の令月にして、気淑く風和ぐ」が「令和」出典となったものだが、「令月」は佳き月。ここは正月を褒めていったもので、中国の詩文集『文選(もんぜん)』、王羲之(おうぎし)の『蘭亭集』序にも同じような表現がある。そして、これに続く叙述こそ、この「梅花の宴三十二首」を理解するのに注目すべきである。

鑑賞「現代の俳句」(135)2019年8月号

濡れいろの山日のしさる洗ひ鯉 三田きえ子

はいかい漫遊漫歩(116)(117)2019年8月号

 荻原井泉水の主宰俳誌『層雲』に拠り、自由律俳人として名を残した種田山頭火と尾崎放哉。師をともにする2人が生前直接会うことはなかった。山頭火は、太平洋戦争へと繋がる国内の不穏の情況を行乞の眼で詠んだ句が一代句集『草木塔』に遺されている。同句集の搭載句数は701句。大正14年から死の1年前まで15年間に詠んだ約9千句から自選した中に「銃後」のタイトルで戦争句25句が収められている。  薩摩藩の琉球侵攻、明治政府の琉球処分の流れは、大戦末期に沖縄を悲惨な地上戦の戦場にし、いまなお日本の米軍基地の74%を押し付けている現実。俳句の世界にも沖縄差別があっていいのかと目を向けたら、沖縄の俳人たちが1979年の小熊一人編『沖縄俳句歳時記』(琉球新報社刊)を皮切りに沖縄俳句研究会編・発行『沖縄俳句歳時記』、瀬底月城・沖縄県俳句協会編『沖縄・奄美・南島俳句歳時記』の復刻版が出て、2017年5月には沖縄県現代俳句協会編『沖縄歳時記』(文学の森刊)が刊行されたことを知った。

韓の俳諧(6)2019年8月号

韓の俳諧 (6)─ 朝鮮国 通事の俳句(中) ─ 朝鮮国通事 朴徳源の句が残っている。鬼貫の句と似ていることが指摘されていたが、時代的に鬼貫より先に作られた句との説がある。

「俳句文法」入門 (6) 2019年8月号

サ変動詞「恋す」(せ・し・す・する・すれ・せよ、と活用)の連用形の恋し 、であるからだ。恋しかりは形容詞「恋し」のカリ活用の連用形で、終止形として用いるのは好ましくはない。

自由時間 (73) 2019年7月号

東京・上野の東京国立博物館(平成館)で、6月2日まで特別展「国宝 東寺─空海と仏像曼荼羅」が開催された。会期62日間で40万人を超える来場者があったという。普段なら東寺の講堂に鎮まっている。21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、なんと15体(国宝11、重要文化財4)が上野までお出ましになったのだ。そのほかに国宝20点、重要文化財56点も展示されていると聞けば、仏女(仏像女子)ならずとも足を運んでみたくなる。

曾良を尋ねて(119) 2019年7月号

去来に渡った『おくのほそ道』は去来没後、久米升顕、吹田凡遊、白崎琴路へと渡った。琴路は吹田家より譲り受けた素龍清書本を大切に保存し金ケ崎金前寺に句碑を建立。琴路亡き後、琴路の孫に西村孫「素龍清書本」が贈られ大切に保存され現在に至っている。

鑑賞「現代の俳句」(134)2019年7月号

へぎ蕎麦の波さみどりに雪解風 嶋田麻紀

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