2022年6月1日 2022年6月(通算515号)
春めくや海峡の沖紺深め 畑中とほる
2022年5月1日 2022年5月(通算514号)
富士映す湖平らかに初景色 升本 榮子
2022年4月1日 2022年4月(通算513号)
柚子湯してやや若返りたる心地 池内けい吾
2022年2月1日 2022年2月(通算511号)
満月の中に動かぬ村一つ 山城やえ
2022年3月1日 2022年3月(通算512号)
盤景に波の綾なす良夜かな 杉阪 大和
2022年1月1日 2022年1月(通算510号)
沓脱ぎに靴を揃ふる帰省の子 朝妻力
2021年12月1日 2021年12月(通算509号)
くすぐつてみたや昼寝の夫の足 古市 文子
2021年11月1日 2021年11月(通算508号)
旅人に身を寄せてくる羽抜鶏 山田 春生
2021年10月1日 2021年10月(通算507号)
包丁は関の孫六初がつを 池内けい吾
2021年9月1日 2021年9月(通算506号)
桜鯛積んで列なす帰港かな 阿部月山子
2021年8月1日 2021年8月(通算505号)
若葉風岬の原に馬群れて 畑中とほる
2021年7月1日 2021年7月(通算504号)
七輪をかかへて来たる梅見客 池内けい吾